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日産自動車 バイオ燃料普及を目指す「とかちE10実証プロジェクト」参加

ニュースリリース|日産自動車,バイオエタノール|

 日産自動車株式会社(本社・東京都中央区銀座、カルロスゴーン社長)は、6日、2008年4月より北海道十勝地域で実施される、ガソリンにバイオエタノールを10%混合したE10燃料の普及を目指す国内初の実証実験「とかちE10実証プロジェクト」(※1)に参加すると発表した。

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 日産は、本プロジェクトへの参加にあたって、同社のムラーノで車両の安全性能と環境性能について、国土交通省が定めた技術指針に適合し、6日、日本で初めてE10対応車として大臣認定を取得した。同社は、このムラーノを試験車両として提供し、本プロジェクトの排気性能試験などをサポートすると共に、実際の使用状態での車両データを取得し、E10燃料に対応する車両開発を進めるにあたっての課題確認を行う。

 本プロジェクトは、環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」について、財団法人十勝圏振興機構(※2)が委託を受け、E10の早期普及に向けて取り組むもので、実際にE10燃料を使用して車両を走行させ、車両と燃料の流通過程に必要な技術開発を目的としている。

 植物から生産されるバイオエタノールは、CO2排出量を増やさない再生可能なエネルギーとして注目されており(※3)、また化石燃料の節約にもつながることなどから自動車用燃料として期待されている。加えて、今回のプロジェクトで使用するバイオエタノールは、規格外の小麦やてんさいを原料とするため、食糧供給へのインパクトが小さく、北海道でのガソリン需要量の1%(1万5000kL/年)を代替できる可能性を持っている。

 同社は、従来よりバイオ燃料対応車両を積極的に開発し、既に北米ではE85に対応したタイタン、アルマーダ(※4)を販売中である。今回の実証実験への参加は、CO2排出量の削減を中心とした日産の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2010」の一環として行うもので、バイオエタノール混合燃料対応車については、グローバルに投入を進めていく。同社は今後もCO2排出量の削減に、真に実効性のある技術、商品、サービスについて研究開発を進め、「市場に合った最適な技術を、最適なタイミングで、お客さまにとって最適な価値とともに提供する」という考え方に基き、これらの技術、商品、サービスを市場に投入していく。

 ※1 プロジェクトの期間は、2007年7月2日から2009年3月31日。実際の走行実験は、2008年4月1日より、同年12月19日まで実施する。

 ※2 〒080-2462 帯広市西22条北2丁目23の9

 ※3 植物を原料とするバイオエタノールを燃焼させた際に排出されるCO2は、その原料となる植物が、成長時に光合成によってCO2を吸収しているため、全体としてはCO2排出量を増やしていないという、カーボンニュートラルの考え方による。

 ※4 タイタンは2005年モデルより、アルマーダは2007年モデルより販売。

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