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オムロンが停止検知、低速検知ユニット2商品発売

ニュースリリース|オムロン|

 機械安全における原則は人と機械を物理的に隔離することであり、危険源の周囲にはフェンスなどの防護柵を設置することが一般的な安全対策となっています。しかしながら、このような作業現場においては危険源が停止してもすぐにフェンス内に入ることができなかったり、メンテナンスなどの非定常作業を行ないにくいなど、作業者の生産性に課題がありました。

 今回発売する停止検知ユニット形G9SX-SMと低速検知ユニット形G9SX-LMは、回転系の速度を監視することで機械の動作状態を直接的に捉えて、作業者が防護柵の中に安全に立ち入ることができるかどうかの判断を行ないます。形G9SX-SMはモータからのBEMF(逆起電力)を監視して機械の停止状態を判定するユニットで、形G9SX-LMは近接センサにより機械の停止状態および速度を監視するユニットであり、それぞれ以下のような場面に有効です。

1.停止検知ユニット形G9SX-SM
 従来、惰性回転の長い機械装置でのワーク出し入れの作業においては、回転が停止するまでの時間を予測してオフディレータイマを用いて、回転が停止してから電磁ロックセーフティドアスイッチのロックを解除するようオフディレー時間を設定していました。しかし、装置の稼動条件によっては回転が停止するまでの時間が変化するため、無駄な待ち時間が発生していました。

 形G9SX-SMは、モータの回転をBEMF(逆起電力)により監視をして、回転が停止したと判定した時点で、電磁ロックセーフティドアスイッチのロック解除のための信号を出力します。その結果、安全を確保したうえでかつ生産性を落とすことなく、作業者がワークの出し入れ作業をスムーズに行なうことができます。

2.低速検知ユニット形G9SX-LM
 メンテナンスや調整などの非定常作業においては、作業者が機械装置の危険源に近づいて作業を行なう必要がありますが、このとき作業を効率よく進めるためには装置を稼動させることがあります。このような場面において、安全性と生産性を両立する明確な解決策はなく、製造現場の課題でありました。

 形G9SX-LMは、近接センサ形E2Eとの組み合わせにより危険源となる回転系を直接センシングして、回転の速度を監視します。さらに形G9SX-LMは、イネーブルスイッチの入力端子を備えており、作業者がイネーブルスイッチを握っていることを監視します。危険源の回転速度が、あらかじめ設定したしきい値以下であって、なおかつ作業者がイネーブルスイッチを握っている状態にあるときのみ、防護柵の扉を開いた状態で装置を稼動させることを許可します。このような構成により、形G9SX-LMは非定常作業における作業の安全性と生産性を両立させることができます。

■ 主な特長
形G9SX-SM
1.モータのBEMF(逆起電力)信号により停止を判定
モータの線間電圧を直接形G9SX-SMに入力することで回転状態を監視するため、センサの取付けが不要です。
2.ユーザによる設定が不要な「標準設定」を提供
「標準設定」では、回転の停止を判定するためのしきい値設定が不要で、装置に接続してすぐに稼動させることができます。さらに装置の特性に合わせた設定が必要な場合には、「ユーザ設定」においてしきい値を調整することも可能です。
3.詳細なLED表示機能
形G9SXシリーズの特長であるLED表示機能を備えており、故障診断が容易です。
4.安全規格に対応
安全カテゴリ4 (EN954-1)、SIL3 (IEC/EN62061)を認証取得。高いレベルの安全を実現しており、様々な機械装置でご使用いただけます。

形G9SX-LM
1.近接センサにより回転速度を直接監視
 危険源の回転を近接センサにより直接監視するため、速度の監視が可能。装置に合わせて設定した速度レベル以下であることを監視します。

2.メンテナンス作業のためのイネーブルスイッチ入力
 メンテナンス時には危険源が設定速度以下で回転していること、かつイネーブルスイッチが握られていることを条件に、装置を稼動させることができます。

3.通常運転モードとメンテナンスモード
 2つのモードをセレクタスイッチにより切替。通常運転モードでは停止検知機能、メンテナンスモードでは低速検知機能を提供します。

4.安全規格に対応
 安全カテゴリ3 (EN954-1)、SIL3 (IEC/EN62061)を認証取得。高いレベルの安全を実現しており、様々な機械装置でご使用いただけます。

■価格  
形G9SX-SM   65,000円
形G9SX-LM   78,000円
 
■生産工場 
オムロン武雄株式会社

■目標販売台数
初年度 3000台

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