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ＮＴＴアドが「受験生応援関連ブログ分析」実施

ニュースリリース|ＮＴＴアド|

　株式会社エヌ・ティ・ティ・アド(以下「ＮＴＴアド」東京都品川区、代表取締役社長：中山哲夫)は、２月２８日リリースした『受験生応援商品と応援のためのコミュニケーションツール』の認知・利用実態調査に引き続き、より詳しい市場の分析・把握を行うため、受験生応援商品について記載のあったブログ記事の分析（『受験生応援関連ブログ分析』）を行いました。これにより一般消費者のインサイトに、より近づくことが出来ました。この分析はＮＴＴアドの提供する『ＣＧＭＷａｔｃｈ(ＴＭ)』を使用しています。

　分析対象のブログは、２００７年１１月１５日～２００８年２月１４日の３ヶ月間　「合格祈願菓子関連」については２ワード、「応援メール関連」については４ワードで検索を実施しました（商品名・企業名での検索は行っていません）。

　また、分析ブログは、エントリされた個人ブログの中から、無作為に抽出を行いました（菓子関連：個人ブログ総件数　４，４４２件のうち４００件対象、メール関連：個人ブログ総件数　５４９件のうち１００件対象）。その結果、以下の点が確認できました。

　●６年ほど前より口コミから発生した「合格祈願菓子類」は、受験生にとっての「神頼み」的な商品としてだけでは無く、今では季節限定商品として認知され、シーズナル商品としてのポジションも確立してきていること。

　●「応援メール」は今までの手紙や電話に変わる「平成時代」の応援メッセージ手段として、幅広い層でポジションを確立してきていること。

　●ブログの書き込みもセンター試験日前後に集中しており、ブログが高校生にまで広がっていること。

　ただし、単なる商品名（ダジャレ的な）だけでは、消費者から「便乗商法」としての批判を受ける傾向も伺え、企業姿勢が問われる時代になっていることが感じられます。

＜分析のまとめ＞
【合格祈願菓子関連】
　◆受験生以外の購入者が多くエントリしている「合格祈願菓子」ブログ
　個人ブログのうち分析対象として抽出したエントリについて、書き込み内容から「誰が」を判定して分類してみると「合格祈願菓子関連」（４００件）のうち、「受験生本人が購入」が３％、「受験生が誰かからもらった」が８％、「受験生以外が購入」が３６％確認された。

　結果、受験生以外の購入が多く、受験生が購入・もらったケースの１１％を大きく上回っている。

　◆期間限定品として「合格祈願菓子」を楽しむ非受験生購入者、もらって感謝する受験生
　具体的な書き込み内容をみると、受験生はもらって感謝する記述が多い一方で、受験生以外の購入者は、受験シーズン限りの限定品として買うことを楽しんでいる様子がうかがえる。

　◆普段菓子をよく買う人にとっては買いづらいシーズン
　具体的な書き込み内容から、受験シーズンははずかしく買いづらいという指摘もみられる。

　◆便乗商売という厳しい指摘も存在
　批判者からは、語呂合わせやダジャレのネーミングで中身も変わらず、受験に便乗しているという厳しい指摘もなされている。

　◆「キットカット」は“老舗”、「カール/ウカール」は“ネーミングの面白さ”が評価ポイント「キットカット」は“有名”“先駆者”など老舗のイメージ、「カール/ウカール」はネーミングの面白さや分かりやすさを評価する記述が多い。

【応援メール関連】
　◆「応援メール関連」（１００件）のうち、「受験生本人が受信」が５２％、「受験生に送信」が１４％確認され、受験生が受信したケースでの書き込みが多かった。

　◆受験生が受信したケースでのブログエントリは「メールをもらったことのお礼」が中心　具体的な記事内容には、“送ってくれてありがとう”といったメールをもらったことへのお礼が多く挙げられている。

　◆個別での返信代わりにブログにお礼を書いている可能性
　受験勉強中はメールへの返信をひかえていたという記述もみられた。試験終了後に終了報告も兼ねてブログでメールをもらったことへのお礼を書き、個別には返信していない可能性も考えられる。

　◆応援メールを送って、“逆に迷惑になった”と後悔している人も存在
　「うっとうしいと感じられるかも」、「プレッシャーになるかも」、「タイミングが悪くて…」といった記述もみられ、応援メールが実は迷惑になっているかもしれないと感じている人も存在している。

　ＮＴＴアドはＮＴＴグループの総合広告会社です。