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ボンバルディア、メキシコに世界クラスの航空機製造工場

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　ボンバルディア・エアロスペース（本社・カナダ）は、２月末、メキシコのケレタロエアロスペースパークにある世界クラスの製造工場を正式オープンいたしました。この新工場は、ボンバルディアが現在カナダ、北アイルランド、米国で稼動している各工場に対して補完的役割を担います。新工場での製造作業は２００７年後半に始まっています。

　現在ボンバルディアには、メキシコの各工場に正規従業員が約９００人おり、電気配線ハーネスや機体構造部品の製造に従事しています。製造している機体構造部品には、Ｃｈａｌｌｅｎｇｅｒ８５０機の胴体中央部、Ｑ４００機の操縦装置のワーク・パッケージ（方向舵、昇降舵、水平尾翼）、Ｇｌｏｂａｌ機の後部胴体などがあります。ボンバルディアでは、２００８年末までに１２００人を雇用する見通しを立てています。

　ボンバルディアの社長兼最高執行責任者ピエール・ボードワンは「ボンバルディアとメキシコは、メキシコの航空宇宙産業を育てるという長期の取り組みで固く結束しています。ケレタロに新たに整備されたエアロスペースパークのメーカー第１号になれたことを、本当に誇りに思います。この世界クラスの工場を設立するのと並行して、メキシコの各事業とその他施設を一層力強く支えるため、現地に供給業者の基地を立ち上げる計画もあります。他の企業も是非、ケレタロで当社と共に取り組んでほしいと願っています。航空宇宙産業は非常に競争が激しく、グローバル化が進む一方です。その中にあって、中南米の航空宇宙産業を一層発展させ、国際市場における当社の競争力を強化する足がかりになるのは、メキシコだと当社は睨んでいます」と述べています。

　同氏はさらに、「メキシコの従業員の成し遂げてくれた仕事に最高に満足しています。プロ意識、ひたむきさのみならず、困難にあえて立ち向かい、克服し、そしてくじけない、そうした意欲が今回の大事業を成就させたのです。彼らの努力によって、将来メキシコは世界の航空宇宙産業に欠かせない存在になるでしょう。関係者はみな、彼らの偉業を誇りに思ってよいでしょう」と、そして、「航空宇宙産業の拠って立つ柱は、３本あります。インフラストラクチャー、認可、トレーニングの３本です。この３つを共に支えてくれたメキシコ政府、ケレタロ州政府の熱心な取り組みに感謝致します。共に力を合わせれば、メキシコの航空宇宙産業にとっても、ボンバルディア社にとっても、力強く活気にあふれた未来が拓けると信じています」とも述べています。

　また、ボンバルディアは、建設、工場地管理、不動産金融などの分野でそれぞれの事業経験を持ち寄ってくれている「ＶＥＳＴＡ-ＧＥ企業連合」にも感謝しています。ＶＥＳＴＡ-ＧＥ企業連合は、ケレタロエアロスペースパークの投資、開発、管理を共同で引き受けます。

　メキシコ市の北に位置するケレタロ市は、質の高い産業基盤と教育基盤を備え、有能な技術者も豊富で、ダイナミックに経済を発展させていく方針を掲げています。近代的なケレタロ空港は、ボンバルディア、および同社の取引先、そしてその他将来メキシコの航空宇宙産業に加わる企業に成長と相乗効果とをもたらす最高の可能性を秘めています。

　メキシコには、ボンバルディアが航空機の部品工場をいくつか構えている他、ボンバルディアトランスポーテーションもシウダード・サアグーンに工場を所有しています。

　▽ボンバルディアについて
　ボンバルディアは、リージョナル航空機、ビジネス・ジェット機から、鉄道輸送の機材、システム、サービスに至るまで、画期的な輸送ソリューションを提供する世界屈指のメーカーで、カナダに本社を置くグローバル企業です。２００７年１月期の総売上高は１４８億ＵＳドルであり、トロント証券取引所に上場しています（取引コードＢＢＤ）。ボンバルディアは、ＤｏｗＪｏｎｅｓＳｕｓｔａｉｎａｂｉｌｉｔｙＷｏｒｌｄと同ＮｏｒｔｈＡｍｅｒｉｃａの２指標の対象銘柄に組み込まれています。ニュースと情報については、www.bombardier.comを御覧ください。

　ＢｏｍｂａｒｄｉｅｒおよびＣｈａｌｌｅｎｇｅｒ８５０、Ｑ４００そしてＧｌｏｂａｌは、ボンバルディア、あるいはその子会社の登録商標、または未登録商標です。

［ 2008.03.07 金曜日 14:05 自動車］