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ボンバルディア、次世代民間航空機の客先提案権を正式承認

ニュースリリース|航空,航空機|

 ボンバルディア・エアロスペース(本社・カナダ)は、2013年に新機種Cシリーズの路線就航を目指しています。このシリーズには、以下のような最新テクノロジーが搭載され、業界においてもたぐい稀な、優れた環境性能・経済性能を発揮します。

▽複合材とアルミ・リチウム合金を豊富に使用した新しい構造体
▽第4世代の航空力学とフライ・バイ・ワイヤー方式※1を組み合わせた最新システム
▽バイパス比の高い次世代エンジンのプラット・アンド・ホイットニー製ギアード・ターボファン(Geared TurbofanTM)エンジン
また、Cシリーズの機種には110席機と130席機の2種類があり、以下のような特長があります。
▽燃料消費を最大20%低減。
▽騒音と排気を格段にカット。
▽離着陸性能と航続性能を高いレベルで兼ね備える。
▽運航経費総額を最大で15%削減。

 ボンバルディアの取締役会は、2月下旬、ボンバルディア・エアロスペースに最適化Cシリーズ機の顧客への正式な提案権(客先提案権:Authority to Offer/ATO)を認めました。次の四半世紀において、航空各社の求める経済性、性能、環境性、乗客の快適性を改善するため、Cシリーズには最新のテクノロジーが搭載されます。
 正式客先提案は、ビジネスを進める段階まで開発が進んだことの証左であるため、Cシリーズの立上げにつながる重要な一歩となります。ボンバルディアの取締役会にプログラム立上げの承認を要請するには、ボンバルディア・エアロスペースが顧客から確約を得ることが必要です。立上げ決定は2008年中の見通しです。

※1初期の飛行機のように操縦士の機械的な操作をそのまま別の部位に伝達するのではなく、電気信号に変更して伝達する方式。

 ボンバルディア・エアロスペース社長兼最高執行責任者のピエール・ボードワンは、「Cシリーズには、最新のテクノロジーが活かされます。例えば、構造体に占める複合材やアルミ・リチウム合金の使用率拡大、プラット&ホイットニー製の次世代型ギアード・ターボファンTMエンジンの採用、フライ・バイ・ワイヤーや第4世代の航空力学のような最新のシステム・テクノロジーの活用などが、その例です。このようなテクノロジーの相乗作用の結果、現在製造している同サイズの機に比べ、燃料消費を最大20%、運航経費を最大15%改善します」と述べています。

 同氏は、「当社では、過去2年かけて事業計画の改善を継続する決定を下したわけですが、その決定が正しかったことが証明されました。というのも、この2年間に新しいテクノロジーが利用できるようになり、航空各社からは、横5席並びの効率の高い航空機を求める声が上がり始めましたが、その要求に応えることができるようになったからです。世界各地の航空会社が、当社から正式客先提案を受けることに並々ならぬ関心を示しています」と述べています。

 一方、プラット&ホイットニー・コマーシャル・エンジン社のトッド・カールマン社長は、「ボンバルディアの取締役会で、Cシリーズの正式客先提案が決定されたことは、大変うれしいです。ボンバルディアとパートナーを組んで、世界各地の航空会社と商談ができることに大きな期待を寄せています。プラット&ホイットニー製のギアード・ターボファンTMエンジンは、希に見る優れた性能を誇るものです。このエンジンを次世代型の設計によるCシリーズ機に搭載すれば、燃料効率、環境への排気、騒音、運航経費などが、2桁のパーセンテージで改善されます」と述べています。

 また、ルフトハンザ社コーポレート・フリート部門のニコ・ブッフホルツ上級副社長は、「ルフトハンザの目標は、将来に対応できる形で保有機材を発展させてゆくことにあります。その中には、テクノロジー、信頼性、環境負荷、経済性、乗客の快適性の見極めなどを含みます。現在当社では、単通路機のうち小型に分類される機材の採用を広く検討している最中ですが、その中にCシリーズも入ります。同機で提案されている特長が大変魅力的だからです」と述べています。

 カタール航空の最高経営責任者アクバー・アル・ベイカー氏は「Cシリーズの就航が2013年であるのは、当社にとって非常に都合がよいのです。当社は20機の発注を考えています」と述べています。

 さらに、航空機リース大手であるインターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション(ILFC)の会長兼CEO兼創立者スティーブン・F・ウドバー・ハジー氏は「Cシリーズには興味津々で、その計画にずっと注目してきました。ILFCは、Cシリーズの購入を検討しているだけでなく、ローンチ・カスタマーの1社として名乗りをあげてもよいと考えています。ただしそれには、他の大手航空会社もCシリーズプログラム契約を結ぶという条件が必要です。ぜひ、北アメリカ、ヨーロッパ、そしてできればアジアの航空各社に参加してほしいと思います」と語っています。

 ボンバルディアCシリーズは、100~149席機の市場セグメントのなかでも小型機に分類される市場(今後20年間に5,900機、2,500億ドル相当の需要が見込まれる)をターゲットにしたものです。ボンバルディアでは、この市場の半分を獲得することを目指しています。

 ▽ボンバルディアについて
 ボンバルディアは、リージョナル航空機、ビジネス・ジェット機から、鉄道輸送の機材、システム、サービスに至るまで、画期的な輸送ソリューションを提供する世界屈指のメーカーで、カナダに本社を置くグローバル企業です。2007年1月期の総売上高は148億USドルであり、トロント証券取引所に上場しています(取引コードBBD)。ボンバルディアは、Dow Jones Sustainability Worldと同North Americaの2指標の対象銘柄に組み込まれています。ニュースと情報については、www.bombardier.comを御覧ください。

 BombardierおよびCシリーズは、Bombardier Inc.またはその子会社の登録商標または未登録商標です。
Geared TurbofanTMはUnited Technologies Corp. - Pratt & Whitneyの登録商標です。

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