現在位置: HOME > ニュース&コラム > プレスリリース > 記事


[PR] 

ベネッセコーポレーション 第4回学習指導基本調査

ニュースリリース|ベネッセ,教育|

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社・岡山市)の社内シンクタンク「Benesse教育研究開発センター」では、2007年8月~9 月、全国の公立小・中学校の教員3981名ならびに公立小・中学校の校長1087名を対象に、「第4回学習指導基本調査」を実施し、学習指導の実態と教員の意識を調査しました。この調査は、1997年、1998年、2002年にも実施しており、過去10年間にわたる教育現場の変化をとらえることができます。

 主な調査結果は、以下のとおりです。

(1)教員の教育観は、この10年で大きく変化している。

 「得意な教科や領域の学力を伸ばすこと」より「不得意な教科や領域の学力をつけさせること」を重視する教員が増えるなど、子どもの個性や自主性を尊重する意識よりも、教員が中心になって学力を底上げしようという意識が高まっている。

(2)「表現活動を取り入れた授業」「自分で調べることを取り入れた授業」といった、 体験的な活動を行う授業を心がける教員の割合が、2002年に比べて減少している。

(3)小学校教員の94.0%が宿題を「毎日出す」と回答するなど、宿題を出す頻度や分量が増加している。また、家庭学習の時間を指導している教員の割合も増加している。

(4)「教材準備の時間が十分にとれない」「作成しなければならない事務書類が多い」「休日出勤や残業が多い」など、小・中学校ともに7割を超える教員が、忙しいことに悩んでいる。

 今回の調査からは、「確かな学力」を向上させるための政策が進められるなか、教員の教育観が大きく変化し、どの子どもにもできるだけ学力をつけさせたいという意識が高まっていることが分かります。宿題を出す頻度や家庭学習時間の指導を行う割合も高まっています。しかし一方で、学習指導要領改訂に向け、活用や探究など体験的な授業を心がける教員は減少しています。教員は多忙感を感じており、今後、知識・技能の習得だけでなく、活用や探究にかかわる教育活動もバランスよく進めるためには、教員配置や研修の充実など、条件整備や資源配分がますます重要になると考えられます。

<調査結果概要>

(1)授業や生活指導で大切にしていること (小学校教員)
「得意な教科や領域の学力を伸ばすこと」より「不得意な教科や領域の学力をつけさせること」を重視する教員が増えるなど、子どもの個性や自主性を尊重する意識よりも、教員が中心になって学力を底上げしようという意識が高まっている。

(2)教科の授業方法の心がけ (小学校教員)
「表現活動を取り入れた授業」「自分で調べることを取り入れた授業」といった、体験的な活動を行う授業を心がける教員の割合が、2002年に比べて減少している。

(3) 宿題を出す頻度と1日あたりの量 (小学校教員)
小学校教員の94.0%が宿題を「毎日出す」と回答するなど、宿題を出す頻度や分量が増加している。

(4)教員の悩み(小・中学校教員)
「教材準備の時間が十分にとれない」「作成しなければならない事務書類が多い」「休日出勤や残業が多い」など、小・中学校ともに7割を超える教員が、忙しいことに悩んでいる。

関連記事

powered by weblio


キーワードベネッセ,教育で検索 

 ここで掲載されている記事は、企業や団体、機関などのプレスリリースを、弊紙仕様の表記に替えることを除いてほぼ原文のまま公開しています。この記事に関する問い合わせ、ご質問はそれぞれの発表者にご連絡下さい。




トラックバック

リリース速報(提供:共同通信PRワイヤー)

※見出しをクリックすると共同通信PRワイヤーの記事ページに移動します。

バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の各社ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する