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オムニビジョン、自動車市場向けに初のメガピクセルセンサーを発売

ニュースリリース|オムニビジョン|

メガピクセルセンサー
OV9710 CMOSイメージセンサー
 【サンタクララ(米カリフォルニア州)2008年11月11日】 CMOSイメージセンサー製造大手のオムニビジョンテクノロジーズ(NASDAQ: OVTI)は本日、高度な車載用ビジョン・センサーシステム専用に設計された初のメガピクセルCMOSイメージセンサーとして、QFP パッケージ仕様のOV9710を発売しました。このメガピクセルセンサーは、視野角が極めて広いアプリケーションへの採用を実現するための、次世代型高性能車載用ビジョンシステムです。OV9710に対する関心は当初から高く、すでに複数の自動車メーカーでサンプル評価が行われています。

 1メガピクセルのOV9710は、クラス最高の低照度撮影性能を誇る特許技術、OmniPixel3-HS(TM)を搭載しています。これによって、昼夜を通し、ほぼあらゆる照度条件下での動作が可能になります。

 OV9710はバード・アイ・ビューアプリケーションや広範囲駐車支援システムなどの「超広視野角」ビジョンシステムに非常に適しています。オムニビジョンで車載製品シニアマーケティングマネージャーを務めるInayat Khajashaは次のようにコメントしています。「360度ビューマルチカメラのように(160度を超える)超広視野角アプリケーションでは歪み補正とイメージステッチングが必要となるため、メガピクセル級の解像度は不可欠です。VGAカメラでは、歪み補正を行った場合、画像の引き伸ばしによるぼやけが発生するため、視野角が130度を超えると(オンチップでもオフチップでも)電子的な歪み補正処理ができません。そのため、運転者・歩行者双方の「安全」が著しく損なわれる恐れがあります。」

 OV9710はこのほか、車線逸脱警報、標識認識、物体認識などの次世代型マルチアプリケーションを単一のカメラソリューションに組み込んだ車載カメラシステムにも大変適しています。

 OV9710は、デジタルビデオポートからRaw RGB形式で送信された8ビット/10ビット画像をフルフレーム、サブサンプリング、またはウィンドウで表示可能な4分の1インチセンサーです。画質、フォーマット設定、出力データ転送の完全なユーザーコントロールを搭載し、フルフレーム画像なら30フレーム毎秒(fps)、VGA解像度の画像は60 fpsで出力することが可能です。露光制御、利得制御、ホワイトバランス調整、レンズ補正、欠陥ピクセル補正などの画像処理機能も搭載しています。これらの機能は、シリアル・カメラ・コントロール・バス(SCCB)インタフェースを通してプログラムで制御することが可能です。

 鉛フリーQFPパッケージ仕様OV9710の動作温度範囲は-40℃~+105℃で、米国車載電子部品評議会(Automotive Electronics Council, AEC)の信頼性基準であるAEC-Q100の厳しい規格に適合するよう製造されています。AEC-Q100による認証は、2009年第1四半期末までに取得できる見通しです。OV9710は現在サンプル出荷中です。PPAP(生産部品承認プロセス)完了および量産開始時期は、2009年第2四半期末となる予定です。

オムニビジョンの車載用イメージングソリューションについて、詳細は、2008年11月11日から14日までドイツ・ミュンヘンのニュー・ミュンヘン・トレードフェア・センターで開催されるElectronica 2008会場のオムニビジョン展示ブース(A23-A24)にてご確認いただけます。さらに、11月12日の午後4時からElectronica会場で催される自動車フォーラムでは、当社の自動車技術マーケティングマネージャー、Mario Heid博士が「自動車用カメラ設計の傾向と課題」という題目で講演を行う予定です。

 ▽オムニビジョンについて
 オムニビジョンテクノロジーズ(OmniVision Technologies)は、高性能半導体イメージセンサーの設計・販売大手です。当社のOmniPixel(R)、OmniPixel2(TM)、OmniPixel3(TM)、OmniPixel3-HS(TM)、OmniBSI(TM)技術を使ったCameraChip(TM)は、携帯電話、ノートパソコン、セキュリティ監視システム、デジタルスチルカメラ、車載および医療用画像処理システム、インタラクティブビデオゲームなど、各種の家庭用・業務用アプリケーションの量産市場に向けて高度に集積化されたシングルチップCMOSイメージセンサー製品です。詳しくはウェブサイト(www.ovt.com)でご覧ください。

 ▽免責条項
 OV9710 CMOSイメージセンサーの性能および各種機能、予測される需要、自動車市場における立場、ならびに量産予定時期に関する記述を含めて、このプレスリリースに含まれるある種の記述は、リスクおよび不確定要素が伴う「将来予想に関する記述」です。この種のリスクおよび不確定要素によって、これらの将来予想に関する記述とオムニビジョンにおいて実際に生じる結果とは大きくかけ離れる可能性があります。そのような可能性があるものとしては、潜在的なエラー、OV9710の設計上の瑕疵その他の問題、顧客および市場に受け入れられる可能性、需要、ならびにフォーム10-Kによるオムニビジョンの最新の年次報告書およびフォーム10-Qによる最新の四半期報告書を含めて、当社がSEC(米証券取引委員会)に随時提出する文書および報告書に詳述したそれ以外のリスクが含まれますが、しかしその限りではありません。オムニビジョンは、どの将来予想に関する記述に含まれる情報であれ、それを更新する義務はいっさい負わないことを明示的に宣言します。

 OmniVision(R)ならびにOmniPixel(R)はオムニビジョン(OmniVision Technologies, Inc.)の登録商標です。また、OmniVision   カンパニーロゴ、CameraChip(TM), OmniPixel2(TM) , OmniPixel3(TM), OmniPixel3-HS(TM)及びOmniBSI(TM)はオムニビジョンの商標です。

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