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　新日本製鐵株式會社（社長：宗岡　正二、以下新日鉄）は、ＡｒｃｅｌｏｒＭｉｔｔａｌ社（以下ＡＭ）と２００７年７月１２日に締結した覚書に基づき、両者間の北米自動車鋼板合弁事業の拡大並びに戦略提携契約の改訂について協議して参りましたが、今般、以下の内容で合意いたしました。

(１) 北米における自動車鋼板合弁事業の拡大については、両社の合弁事業である米国インディアナ州ニューカーライルのＩ/Ｎ Ｋｏｔｅに新たに自動車鋼板用溶融亜鉛メッキライン１ラインを新設することで合意しました。今後、早急に設備建設に着手し、２０１０年内の稼動を目指します。

　新ラインは、当社の日本国内製鉄所の最新溶融メッキラインと同タイプで、自動車メーカー各社から求められております高張力鋼板を含む高級・高品質メッキ鋼板を年間約４８万トン[年間約５４万ショートトン]製造することが可能です。原板は、基本的にＩ/Ｎ ＴｅｋおよびＡＭのインディアナ・ハーバー・イースト製鉄所から供給されます。本ラインの増設によってＩ/Ｎ Ｋｏｔｅは溶融亜鉛メッキ鋼板製造能力を倍増させることになります。

[新ラインの概要]
・生産能力：約４８万トン／年 [５４万ショートトン／年]
・投資額：約$２４０百万（目標）
・稼働開始時期：２０１０年内

[参考／Ｉ/Ｎ Ｋｏｔｅの概要]
・社名：Ｉ／Ｎ Ｋｏｔｅ Ｌ.Ｐ.
　（所在地：米国インディアナ州ニューカーライル）
・設立：１９８９年９月、資本金：$１２０百万（新日鉄５０%、ＡＭ５０%）
・従業員：２５０名
・事業内容：自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板・
　　　　　　電気亜鉛メッキ鋼板の製造・販売
　　　　　　（主として自動車向け）
・設備：溶融亜鉛メッキ（ＣＧＬ）５０万ＳＴ/年
　　　　電気亜鉛メッキ（ＥＧＬ）４５万ＳＴ/年

(２) 新日鉄・Ａｒｃｅｌｏｒ社間の戦略提携関連契約については、統合会社たるＡＭがＡｒｃｅｌｏｒ社の権利・義務を承継することで合意いたしました。

［ 2008.04.17 木曜日 07:19   経営・業績・決済・人事 ］

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