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安めぐみ誕生日迎えられない…エメリッヒ監督「2012」会見

安めぐみ
誕生日迎えられない?
 11月21日公開の米映画「2012」のローランド・エメリッヒ監督(53)が22日、東京六本木のグランドハイアット東京で来日記者会見を行った。この日は映画の設定で人類終焉日とされる12月21日の翌日22日に誕生日を迎えるタレントの安めぐみ(27)がプレゼンターとして登場した。

 映画は、古代マヤ文明で「世界終末の日」と記された2012年12月21日を題材にした作品。人類終焉日の翌日に誕生日を迎える安は「(終焉が現実となったら)誕生日が迎えられない…そうなったらすごくさみしい」と不安な表情を見せた。

 映画は、11月21日の土曜日から丸の内ルーブルほか全国で公開される。以下、一問一答。

【エメリッヒ監督】
――ディザスタームービーの第一人者だと思いますが、今回、マヤ文明の予言を映画のベースに選ばれた理由は?

 エメリッヒ監督 『デイ・アフター・トゥモロー』は確かにディザスターだが、『インデペンデンス・デイ』はディザスターじゃないと思っている。でもみんな僕がディザスタームービーのスペシャリストだと思ってるみたいだけどね。予言はもちろん興味があるよ。

――リアルな映像に見せるために苦労した点は?
 エメリッヒ監督 考えられる全ての視覚効果を駆使している。いまも制作中だが、今までの約3倍にあたる1400?1500の視覚効果シーンがある。

――ドラマと視覚効果映像は、どのようにしてバランスを取っているか?
 エメリッヒ監督 まずは映画のアイデアが生まれて、そこに登場するキャラクターを決める。このキャラクターが重要で、キャラクターを信じられないと視覚効果も意味がない。だから、俳優たちには、ブルースクリーンの前でも感情を出して演技してもらえるような環境作りが大切だと思っている。現場は緊張感があるけど、笑いもある楽しい現場だったよ。

――映像だけでなく、そこに描かれるドラマも大変楽しみですが、ドラマを描くにあたって力を注いだ点は?
 エメリッヒ監督 この映画には2つのドラマがある。1つは、地球滅亡の事実をいち早く知ってしまった政府の科学者。政治家たちが国民に真実を秘密にする中、自分はみんなに知らせるべきではないかという道徳的な葛藤を抱えて悩む。もう1つは、バツ1の男性のドラマ。かつて夫として父親として失敗した男が、危機的な状況の中、家族の絆を取り戻す。

【安めぐみ】
――フッテージ映像を見た感想は?
 安めぐみ 本当に映像がリアルで衝撃的。あんな大惨事が現実に起こったらどうしよう。早く本編がみたくてたまらないです。

――安から監督への質問:私は12月22日が誕生日なんですが、本当に2012年の12月21 日で地球が滅亡してしまったら誕生日が迎えられません。そうなったらすごくさみしいのですが…。
 エメリッヒ監督 もしマヤの予言が当たることになったら、あなたはとてもアンラッキーガールだね。

――地球最後の日までにこれだけはやっておきたいことは?
 安めぐみ エメリッヒ監督 いまから3年ありますもんね。まずは仕事を辞めて、世界旅行、世界遺産めぐりをしてみたい。結婚もしたいですね。とにかくやりたいことは全てやりつくしたいです。

――安から監督への質問:地球滅亡しませんよね?大丈夫ですよね?
 エメリッヒ監督 僕は預言者じゃないからハッキリしたことは言えない。でも、もしこの世界が無くなってしなうとき、自分にとって本当に大切なのものは何か、を考えさせてくれることはとても重要なことだと思う。

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