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天使と悪魔、主演トム・ハンクスが巨人vs中日戦で始球式

主演トム・ハンクス
念願の始球式はワイルドピッチ
トム・ハンクス
健闘を称え合う原監督とトム・ハンクス
 主演映画「天使と悪魔」(5月15日全世界同時公開)のプロモーションのため来日中のトム・ハンクス(52)が8日、プロ野球「巨人VS中日戦」の始球式に登場した。大の野球ファンで知られるトム・ハンクスは、巨人坂本勇人内野手に対して堂々たるピッチングフォームを披露した。

 この日は特別に名匠ロン・ハワード監督(55)がキャッチャーを務めた。人気ドラマ「24-TWENTY FOUR-」のヒットメイカーとしても知られるブライアン・グレイザー(57歳/製作)も巨人軍のマスコット・ジャビットと息子のトマス君とで手をつないで登場。親子でボールボーイを務めた。

 対するバッターは今打率絶好調の巨人坂本内野手。「直球、ど真ん中ストライクを狙う!」と言っていたトム・ハンクスは、大歓声の中なんとワイルドピッチ。過去に4度の名作ヒット作を送り出してきた監督&スターコンビもマウンド上では、名コンビとはいかなかった。それでも一同心から始球式を楽しんだようで、和やかな笑顔を振りまきながら、グランドをあとにした。

 始球式を終えたトム・ハンクスは「ワイルドピッチングで残念でしたが、大勢の巨人と中日のファンの皆さんの前で投げられて光栄でした」と満足気だ。

 始球式前には、WBCで日本を優勝に導いた名匠・原監督とも対面。「お会いできて光栄です」との原監督の歓迎に対し、トム・ハンクス、ロン・ハワード、ブライアン・グレイザーは互いに握手で挨拶を交わすと、トムは「戦え!ジャイアンツ」と日本語で連呼して首位を驀進中のジャイアンツをさらに勢いづけるトムらしいエールを送っていた。

 原監督は、自身の背番号である「背番号88」と入ったユニフォームとキャップを、トム・ハンクスは「天使と悪魔」のロゴ入りキャップをお互いにプレゼント。原監督が「天使と悪魔」のロゴ入りキャップをかぶると、ロン・ハワード監督が「よくお似合いですよ」と褒めていた。

 また原監督自身、トム・ハンクスの大ファンで映画「グリーン・マイル」をはじめ、彼の作品はほとんど観ているとコメント。トムは「なんで引退したのですか?」と原監督に尋ねると、「ずっと現役をやっていましたが、もう引退して十年になりますよ(笑)」と答え、トムは原監督の年齢を尋ね、「僕は52歳だよ、まだまだ大丈夫じゃないですか!」と互いに楽しげに語り合っていた。

 3年前に映画『ダ・ヴィンチ・コード』で来日した際は、多忙の中、千葉ロッテ マリーンズ戦を観戦したほどの野球好きで知られるトム・ハンクス。始球式後はロン・ハワード監督、ブライアン・グレイザー氏ら一同は時間の許す限り、試合観戦を楽しんでいた。

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