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阪村芳一氏の上海見本市報告†
【ねじ・ネジ・業界紙】しかし、現在“阪村機械”のフォーマー納入先は、自動車会社指定の鋼材を日本より輸入して生産し、熱処理・メッキ・検査の一貫生産をカンバン方式で行なって自動車会社に納入しているため、一般に販売することは考えられないと断った。その理由は、急成長する中国の需要に対して製鉄所が供給を満たせないため、どうしても粗悪材が混入するわけで、丁度日本の高度成長期と同じで決して中国のネジが悪いのではなく、素材に不良品が入るので防ぎようがないのである。
そのためTエレベータ社(月産3000台にて1000台を日本に輸出)は、ネジをすべて日本からの輸入品に切替えた。
その点「“ヤハタ上海”は市場に販売するまでいくらでも無税で在庫がもてる保税倉庫がるので、“顧客に愛され喜ばれる商品の提供”をスローガンにしている†ヤハタとして、顧客ニーズにあった日本製ネジの即納体制がつくれる」と、展示会を視察に来場した米田営業部長より力強い発言があった。
第1919号
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- 阪村芳一氏の上海見本市報告† -- 2004/01/23 金曜日