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阪村芳一氏の上海見本市報告†
【ねじ・ネジ・業界紙】“阪村産業”の主力製品であるスプリングナット、袋ターミナルナットは中国で生産されていないため、来場者の多くは初めて目にして、ワッシャーのハメ忘れが防げると抜群の任期であった。また、小林課長がP・Rする“締め忘れが一目で分かる”Tc−Nutは、アッという間に展示サンプルがなくなるという盛況振りであった。
今回の見本市には台湾、中国より標準ネジ及びボルトフォーマー、ローリングがたくさん展示されていた。韓国は太陽金属、韓国ボルト他十数社が出品し、自動車部品等の高級パーツで各社の加工技術を競っていた。
日本からのネジ業者としては“ヤハタ上海”の1社だけで、“阪村産業“の新商品も良いP・Rが行なえた。“阪村機械”のフォーマーに関しては、熱間フォーマーは独占の強みで多数納入しているが、冷間フォーマーは価格の点で競争できない。石西社のフィンガーレスの2D3B(8×60†)毎分150本のパーツフォーマーが200万円であり、日本の有名なネジメーカーがたくさん輸入している。また、ボールヘッダーは毎分600個の高速で実演していたが、上海価格は8†径で500万円と超安値である。
”阪村機械”は韓国の孝東機械と技術提携しているが、ボールヘッダーは2倍の価格である。半値にしないと売れない。それでもすでに台湾の正曜と春日が上海に巨大な工場を設け、現地生産し、価格的にも対応しているため、日本の機械メーカーのアフターサービス網を含めたこの巨大な中国市場に対する対応が今後の課題となる。
第1919号
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- 阪村芳一氏の上海見本市報告† -- 2004/01/26 月曜日