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東北ねじ商懇話会が20周年、「記念誌」を発刊
【ねじ・ネジ・業界紙】 東北ねじ商懇話会(本郷誠吾会長=有限会社旭鋲螺製作所会長)は今年20周年を迎えたことから去る7月12日、山形県のやまがた県民の森で記念植樹を行なうとともに懇親会を開催し親交を深め、またこの11月に「20周年記念誌」を発行した。東北ねじ商懇話会は、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の東北6県の地元ねじ小売業者の組織として1989年(平成元年)4月8日に創立総会を開催し、会員27社をもって発足した。
このほど発行された20周年記念誌(A4判、99頁)の中の"20年の歩み"の初めには、設立の経緯について「仙台周辺地区の我々同業者間で、新年会などの交流が行われていたが、機械工具商の業界では、東北地区の総会(東北機械工具商連合会大会)が恒例的に行われており、その会に出席している東北地区のねじ小売業者の中でも、自然にねじ小売業の東北地区の集まりが欲しいという話が出てきていた」と記している。しかし、この話もいつの間にか立ち消えとなるのが通例であったが、昭和63年2月に東北機械工具商連合会大会に出席の東北各地のねじ小売商の各社と、仙台のねじ小売商の各社で意見交換の場がもたれ、その後も東北ねじ小売業の現状、業界の動向、また中小零細企業の苦悩等についての真剣な話し合いが行われるなど交流が着実に進展。
こうした状況下で消費税の問題が起り、東北地区の同業者に互いに声をかけ、至急東北地区のねじ小売業の組織を作ろうではないか、との機運が高まった、と経緯にふれている。
こうして翌年春に同会発足の運びとなったが、初代会長を株式会社サンワ(秋田県)の先代宮田茂社長が務め、二代目会長は株式会社海和ネジ(山形県)の海昌蔵社長が、そして現在の㈲旭鋲螺製作所(山形県)の本郷誠吾社長(現・相談役)とそれぞれの会長のもとに、経営、技術、業界動向等々に関する勉強会や各県情報交換会ほかの活動を重ね、今日に至っている。
東北地区に拠点を構えるねじ販売業者の団体として、業界の地位向上と相互の研鐙の場として活動を展開しており、「これまでは大変なこともあったが20周年を迎えることができた。東北では地域柄、会員がそれぞれ"営業所"の感覚で多様な取引先からの注文に対応しており、20周年を機に会員一同これからも頑張っていきたい」(事務局の株式会社十一屋ボルト佐藤兼昭社長)と新たな抱負を話している。
【2008年12月号】
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- 東北ねじ商懇話会が20周年、「記念誌」を発刊 -- 2009/01/01 木曜日