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大阪府立産研の業種別景気ヒアリング調査(2)

 【ねじ・ネジ・業界紙】【製品の概要】


ねじは、機械や建築の構造物などの締付け用具として幅広く使用されている。品目としては、ボルト、ナット、小ねじ、木ねじに分類され、リベット、座金なども含まれる。種類は、形状、材質、長さなどにより数十万種類になる。


ねじの主な製造方法は、「冷間鍛造」と「熱間鍛造」に分かれる。冷間鍛造は線材を原材料とし、常温で圧造した後、転造、熱処理などの後処理をする方法で、大量生産向きに適しており、主に、自動車、建築、弱電に使われており、ボルト、ナットなどのねじ生産の主流を占めている。一方、熱簡鍛造は、棒材を高温で過熱した状態で形成加工する方法で、大物ねじの少量生産向きに適しており、土木、造船、建設機械などに使用されている。


【業界の概要】


冷間鍛造メーカーは、大阪市東成区や東大阪地域に多く、熱簡鍛造メーカーは大阪市西区の九条地域に多く立地している。


大阪府の平成13年のねじの出荷額は一,六一〇億円、対全国比20・1%、従業者数は七,九〇七人、同比20・6%、事業者数は五七九社、同比28・5%である(従業員4人以上の統計、大阪府『大阪の工業』、経済産業省『工業統計表(産業編)』)。大阪は、全国一の産地であり、たとえば、ねじの主流を占める「ボルト・ナット」でみると第2位の産地である愛知県の出荷額の1・6倍、数量では2・6倍となっている(経済産業省『工業統計表(品目編)』)。


社団法人日本ねじ工業協会によると、受注量の多い産業は、自動車産業が最も多く、ついで家電、機械、建設である。売上規模の大きい企業は、自動車産業への依存度が高いとのことである。





第1941号2・3面

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