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ねじ類が15%以上値上げに

 【ねじ・ネジ・業界紙】ねじ用材料の価格高騰がつづくなか、ねじメーカーでは諸般の事情などを加味し製品価格への転嫁もやむを得ぬ状態としており、関西圏の小ねじ・タッピンねじメーカー筋も先のボルト類と同様に、4月積分より15%以上の価格改正へ踏み切る意向である。


各社の動向は「材料の値上げを受けていることから、早期に製品価格15%以上の是正処置を打ち出す」との取り組みを表明している。

それによると、小ねじやタッピンねじ用の鋲線材は鉄・ステンレス・真鍮などに関わらず材料値上げの傾向は、全ての材質において年初から遅くても3月中にかけて実施され、今後も材料供給側からは断続的な値上げの要請を受けているとしている。現段階での各社の対応では「納入業者の流通・直需商社、ユーザーへの価格改正の打診」「図面指定や特殊品など流れ品の単価見直し」「過去の見積分の再価格算出」「旧価格での極端な仮需」等々への対応を実施している。


各社の意見を総体的に纏めると、数年来続くコストダウン要請から材料価格の上昇分を吸収することは困難となっているほか、今後も材料供給側による価格引上げは原材料(鉄鉱石・ニッケル・銅等)の上昇と堅調な輸出などを背景に強固な姿勢が窺がえ、各子ねし・タッピンなじメーカーでは製品単価の見直しとして15%以上の改正是正処置を早期に打ち出し、取り組むとの方向を示している。


なお材料の入荷は、現段階においては通常どおりの納入がおこなわれているが、供給市場をみると徐々にではあるが品薄感や指定納品日遅延なども表面化してきていることから、各メーカーは製品の安定供給責務を全うするためには材料確保は最前提であるとし、値上げ要請は受けざるを得ない―との意見も多く聞かれる。


この状況は、他の国内ねじメーカー並びに各製品においても同様のことであり、さらにも増して海外メーカーに至っては材料価格の上げ幅が高いのに加えて手配もままならない傾向で、その反動が製品単価上昇や供給支障へと跳ね返っている傾向がみられる。





第1926号

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