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提言ルーム
【ねじ・ネジ・業界紙】ボルト・サトウナベ†佐藤敬一氏
最近、ねじの折損等による事故が多発しており、被害に遭われた方には大変お気の毒である。これらの事故を私たちねじ販売業者から見ると、今までの経験上、ネジの使い方に疑問に思うことがある。
過日、走行中のトラックのタイヤがはずれた事故では子供さんが犠牲になっている。このケースでは、タイヤ取り付けボルトが全部切断しており、何本かは切断面が錆びている。これは、タイヤ交換やボルト緩み点検時に、締め過ぎたのではないか?
近時、タイヤ屋さんでナットやボルトを締める時に、空気トルクレンチを使用しているのを見かける。以前は作業者がレンチに2m位の長いスパナを差し込んで車体に掴まりながらパイプに体重を掛けて締めていた。強く締め付ければ外れないと誤解しているのではないでしょうか。
こういう使い方をしているため、ボルトに過剰な締付力がかかり過ぎて疲労切断を起こしていると思われるが...。関係各位には事故原因を厳密に究明していただきたい。
第1925号
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- 提言ルーム -- 2004/03/17 水曜日