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パナマ運河庁、パナマ運河拡張向け水門ゲートが到着

 【パナマシティー2013年8月21日PRN=共同JBN】パナマ運河拡張プログラム(http://youtu.be/1TRdk-LWq2g)の大きな一里塚となる新しい水門向けの初の4基のゲートが21日、自走半潜水船STX Sun Riseに積載されてイタリアのトリエステからパナマ運河大西洋側に到着した。

 パナマ運河庁のホルヘ・L・キヤノ長官は「パナマ運河にとってこれは素晴らしい瞬間である。新しいゲートの到着は、この土木プロジェクトの大きな前進となる。われわれは拡張計画によって、米州の海運およびロジスティクスハブとしてのわれわれの立場はさらに強固となる」と語った。

 この初のゲート4基はイタリアの下請け企業Cimolai SpAが建造したもので、長さ57.6メート、縦横幅10メートル、30.19メートル、平均重量3100トンである。これらゲートはパナマ運河の大西洋側に建造される新しい水門のミドルチェンバー部に設置される。

 この鋼鉄製ゲートは、半潜水船への積載および荷卸しに使用される同様の自走式電動ホイール・トランスポーター(SPMT)を使って、最終設置点に運ばれる。

 拡張パナマ運河の新しい水門は、総計16のローリング・ゲート(それぞれ新しい水門コンプレックス向け8基)を持っている。ゲートはイタリアから1回に4基輸送される。これらは設置準備が完了するまで一時的な保管ドックに荷卸しされる。マイター・ゲートを使っている現在の運河と違って、拡張運河は鋼鉄製のローリング・ゲートに変わる。

 パナマ運河拡張プロジェクトは既に62%完了している。拡張計画はポスト・パナマックス(Post-Panamax)船舶の通行ができる第3のレーンの建設が含まれ、この結果パナマ運河のキャパシティーは倍増し、世界の海運貿易に重要な影響を与える。

 ▽パナマ運河庁(ACP)について
 パナマ運河庁(ACP)はパナマ政府の独立機関であり、パナマ運河の管理、運営、保守に責任を負う。ACPの業務は理事会によって承認された基本法と規制に基づいている。詳しい情報はACPのウェブサイトhttp://www.pancanal.comを参照。またTwitter @thepanamacanalでフォローすることもできる。


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