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富士重、米・カナダ年度販売が過去最高 インプレッサ牽引

 富士重工業は8日、2012年度小売販売において、米国、カナダでの販売新記録を達成し、さらに米国、カナダ、豪州で2013年3月の小売販売が単月販売新記録を達成したことを発表した。

 2012年度の販売実績は、米国ではこれまでの最高記録である2011年度の28万100台を大幅に上回る34万8400台で、年度小売販売新記録となった。新型インプレッサが前年同期比51.1%増の6万1508台と大きく台数を伸ばしたのをはじめ、新エンジンを採用したレガシィ(4万6338台・前年同期比4.6%増)およびアウトバック(11万8594台・同11.8%増)、さらにフォレスター(8万617台・同10.0%増)、インプレッサWRX(1万5288台・同17.1%増)、など主要車種がいずれも堅調に推移し、昨年に新規導入したスバルXV(1万8132台)、スバルBRZ(5932台)が純増となった。

 カナダの販売は、これまでの最高記録である2010年度の2万8067台を上回る3万1254台で年度小売販売新記録となった。新型インプレッサ(8165台、同29.4%増)や、昨年に新規導入した、同国で需要の高い小型SUVカテゴリーであるスバルXV(3252台)が販売を牽引した。

 2013年3月の販売では、米国で3万6701台(前年同期比13.3%増)で、これまでの過去最高である2012年12月の3万6653台を上回り単月での新記録となった。3月に販売を開始した新型モデルを含むフォレスターに加え、昨年に新規導入したスバルXVが販売を牽引した。

 カナダは3117台(同11.7%増)で、これまでの過去最高である2012年10月の3035台を上回り単月での新記録となった。米国と同様に3月に販売を開始した新型モデルを含むフォレスターに加え、昨年に新規導入したスバルXVが販売を押し上げた。

 豪州は4219台(同5.4%増)で、4年9カ月ぶりの単月記録更新となった。スバルXVが1567台(同56.4%増)と販売を伸ばし、記録更新に大きく寄与している。

 2013年度は、世界各国で新型フォレスターの販売が本格化するほか、スバルXVをベースとしたスバル初のハイブリッド車の発売(日米)や、スバル初のボクサーディーゼルとリニアトロニック(CVT)を組み合わせたパワーユニットを搭載したアウトバックの導入(欧州、豪州他)等により、さらなる販売増を目指す。


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