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スピリット・エアロシステムズ、ウィチタの製造施設復旧

 【ウィチタ(米カンザス州)24日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ(NYSE :SPR)は24日、米カンザス州ウィチタの製造施設が全面操業に戻ったと発表した。同施設は2012年4月14日の竜巻で構造部分に損害が出て操業を停止していた。操業は、従業員の安全確保、被害状況調査、体系的に生産を軌道に乗せるための計画立案のため、4月22日終日まで停止した。全従業員は2012年4月23日職場に復帰した。

 進行中の被害状況調査では損害は主として建物、ユーティリティーを含む構造部分に限定されており、製造装置はほとんど被害を受けていない。納入は影響を受け、スピリットはこれらの納期について手直し計画を立案中である。

 ジェフ・ターナー社長兼最高経営責任者(CEO)は「竜巻発生の際と復旧作業中に、従業員と契約社員が無事だったことに感謝したい。操業を再開するためにスピリット社のチームが先週成し遂げたことが大変誇らしい。これは当社チームと労組、政府、コミュニティーとの提携の真の力を示したものである」と語った。

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit Aerosystems, Inc.)について
 スピリット・エアロシステムズは本社をカンザス州 ウィチタに置く世界最大の商用航空機非OEM設計、製造企業である。同社はカンザス州のウィチタ、シャヌートの施設に加えて、オクラホマ州タルサ、マカレスター、ノースカロライナ州キンストン、英スコットランドのプレストウィック、同イングランドのプレストン、マレーシアのスバン、フランスのサンナゼール にも施設を保有する。 同社中核製品は胴体、パイロン、ナセル、翼部品など。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール (MRO)、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


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