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ホンダのシビック・ナチュラルガスが受賞、2012年の最優秀環境乗用車

【ロサンゼルス18日PRN=共同JBN】「グリーンカー・ジャーナル」(Green Car Journal)誌は17日、2012年度グリーンカー・オブ・ザ・イヤー(Green Car of the Year、登録商標)にホンダのシビック・ナチュラルガスが選ばれたと発表した。発表は同日朝の報道関係者向けプレスデーの記者会見席上で行われた。米環境保護局(EPA)が最もクリーンな内燃機関自動車と認定した全く新しい2012年シビック・ナチュラルガスは天然ガス使用車両として5代目であり、米国で生産される自動車の中で唯一アセンブリーラインに乗って生産されている天然ガス乗用車である。この車はほとんど米国内で調達できガソリンより通常30%安い値段のクリーンな燃料で走行する。

グリーンカー・ジャーナル誌の発行人兼編集長でGreenCar.comの編集長であるロン・コーガン氏は「米国の路上にはシビック・ナチュラルガスのような車は他にない。今回の選定はホンダが長い間待ち望んでいたことだ」と語り次のように述べた。「新世代のシビック・ナチュラルガスは改善された燃費、より広くなったすてきな車内デザイン、他の内燃エンジン車と比較にならい排気を備えている。ホンダは、1998年に初めてこの環境に配慮したモデルを米国での乗用車群に導入して以来、普通に米国産の天然ガス使用のセダンが購入できること、消費者の嗜好に沿った全く新しい性能、米国内36州のホンダディーラー200店を通じて購入できることなど、この車種を継続することに大きくコミットしてきた」

天然ガスはクリーンに燃焼し、米国内には豊富に存在する燃料であり、米国内の消費者にとってシビック・ナチュラルガスは実用的な回答であり、2012年グリーンカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するにふさわしい。ホンダ・シビック・ナチュラルガスは1ガロン当たり38マイルの燃費を誇り、PZEV認証(Partial Zero Emission Vehicle:ゼロ排出ガス車として部分換算される先進技術搭載車)を受けており、またエコ・アシスト(Eco Assist)を装備、さらに環境効率を強化するには選択可能なECON機能を備える。天然ガス補充ステーションではわずか5分で満タンにできるほか、シビック・ナチュラルガスは「BRCフュエル・メーカー社」の壁面設置式補充装置を使用して夜間に補充することも可能である。シビック・ナチュラルガス(2万6155米ドル)は、圧縮天然ガスを使用して満タン時約240マイル走行可能で、代表的な電気自動車の約2・5倍走れる。

米国ホンダのマイケル・アカビッチ副社長(マーケティング担当)は「シビック・ナチュラルガスはすばらしい車というだけでなく、ガソリンに代わるさまざまな車を提供指定というホンダのコミットメントの表れである。シビック・ナチュラルガスと、昨日ロサンゼルス・オートショーで公開した全く新しいフィットEVは、ガソリン使用を削減し二酸化炭素排出の低減を目標とし手急速に拡大している代替エネルギー使用ホンダ車ファミリーに新しく加わったものだ」と語った。

グリーンカー・ジャーナル誌の編集者と6人の環境、自動車専門家から成る選考委員会は2012年の受賞者を5社から選び、ホンダのシビック・ナチュラルガスを選定した。その他の最終候補にはフォード・フォーカス・エレクトリック、三菱i、トヨタ・プリウスv、フォルクスワーゲン・パッサートTDIが含まれる。グリーンカー・オブ・ザ・イヤー賞は有意義で定量化可能な方法により、環境上の性能向上を示した代表的な車両で受賞する年の1月1日現在、購入可能な候補から選ばれる。

今年の選考委員には米国の代表的環境組織のトップとして以下の人たちが含まれている。
シエラクラブ会長のカール・ポープ氏、天然資源保護協議会のフランシス・バイネック議長、オーシャン・フューチャー・ソサエティのジャンミシェル・クストー理事長、グローバルグリーンUSAのマット・ピーターソン会長。これに自動車愛好家で「ザ・トゥナイト・ショー」の司会役であるジェイ・レノ氏と自動車界の象徴、キャロル・シェルビー氏が加わり、グリーンカー・ジャーナル誌の編集者とともに2012年度の選考委員会を構成している。グリーンカー・ジャーナル誌は2005年にグリーンカー・オブ・ザ・イヤー賞を設けて以来、毎年ロサンゼルス・オートショーで受賞者を発表している。

コーガン編集長は「今年のグリーンカー・オブ・ザ・イヤー最終候補は、われわれが直面する輸送手段の課題には、解決策がさまざまあることを示している。実際自動車メーカーはさまざまな形でグリーンテクノロジーを探究している。ホンダのシビック・ナチュラルガスは可能で効率的で実際的な内燃機関燃料の好例として2012年グリーンカー・オブ・ザ・イヤーにふさわしい」と述べた。

▽グリーンカー・オブ・ザ・イヤー(GCOY)について
グリーンカー・オブ・ザ・イヤー(GCOY)賞は、自動車産業における環境上の進歩を紹介するグリーンカー・ジャーナル誌の重要な使命のひとつである。グリーンカー・ジャーナルは1992年に創刊され、高燃料効率、低排出ガス、先端テクノロジー、代替燃料車に関する一級の情報源と見なされている。同誌の購読契約情報はダウンロード可能なサンプル版とともに、GCJUSA.comで閲覧できる。Green Car of the Year(登録商標)はグリーンカー・ジャーナルとRJコーガン・スペシャリティ・パブリケーションズ・グループの登録商標である。

▽ロサンゼルス・オートショーについて
2011年ロサンゼルス・オートショーは、シーズン初の主要な北米オートショーとしておよそ50台の新車が世界と北米でのデビューを飾る。報道関係者のプレスデーは11月16、17の両日で世界の自動車メーカーが25以上の記者会見を行う予定。ツイッターTwitter.com/LAAutoShow、フェイスブックFacebook.com/LosAngelsAutoShowでロサンゼルス・オートショーの話に加わろう。アラート情報はLAAutoShow.com


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