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NAVTEQ、地図データアジア・太平洋での拡大続く

 【シカゴ5日PRN=共同JBN】車載用ナビゲーションと位置情報ソリューション向けデジタル地図データの有力な世界的プロバイダーであるNAVTEQ(NYSE:NVT)はニュージーランドを100%カバーする地図を初めてリリースし、タイの地図を完全カバーにまで拡張したと発表した。

 NAVTEQのリッチ・シューマン上級副社長(アジア・太平洋販売担当)は「アジア・太平洋はすべての製品分野で巨大な成長可能性を持つ爆発的な地域だ。今後の4年間について、すべての予測はスマートフォン、PND(簡易型カーナビ)市場の極めて高度の成長を想定しており、車載用ナビゲーション分野の成長率は50%に近づくとみられている。この地域でのNAVTEQ(登録商標)地図の拡張、接続性を最大化することで顧客の事業計画をサポートでき、同時にナビゲーション向けデジタル地図データの有力プロバイダーとしてのNAVTEQの地位を確保できる」と語った。

 詳細カバーではNAVTEQの最も多くの属性が表示され、確認されている標準がオークランド、ウェリントン、クライストチャーチ各市でニュージーランドの人口の50%が利用できる。詳細カバーはNAVTEQの地理アナリストのリソースを使って入手するが、アナリストは継続的な地図のメンテナンス、改良も行う。

 アジア・太平洋生産管理担当役員のアーロン・ダネンブリング氏は「現場の専門知識がNAVTEQのデータを現実世界で確認するために大変貴重である。わが社の地理アナリストは一方通行、ターン制限、レーン数など最大で260以上の属性について道路網を確認しており、これによってエンドユーザーが経験するような道路情報を集めることができる」と述べている。

 ニュージーランド地図には道路情報カバーのほか、約74のカテゴリーで関心ポイント(POI)などの機能の完全なセットが含まれており、ユーザーはアドレスや関心ポイントで目的地を選択できる。タイでもNAVTEQ地図には52カテゴリーの関心ポイントを含む完全な機能セットがそろっている。

 NAVTEQのアジア・太平洋拡張カバーには現在、オーストラリア、ブルネイ、中国、インド、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾、タイが含まれている。

 ▽NAVTEQについて
 NAVTEQは車載用ナビゲーション・システム、モバイル・ナビゲーション機器、インターネット・ベースのマッピング・アプリケーション、政府・企業用ソリューション向け包括的デジタル地図情報の有力プロバイダーである。NAVTEQはナビゲーション、位置情報サービス・ソリューションを世界で支えるデジタル地図、地図コンテンツを制作している。シカゴに本社を置く同社は1985年創立で、従業員は32カ国の174事務所に3300人以上。

 NAVTEQは米国などの国での商標である。

 (共同通信PRワイヤー)


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