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オシロスコープ市場に参入、ドイツのローデ&シュワルツ社

 【ミュンヘン(ドイツ)29日PRN=共同JBN】ドイツ・ミュンヘンに本拠を置くエレクトロニクス専門企業であるローデ&シュワルツ社は世界のオシロスコープ市場に参入した。同社は、無線通信をはじめとする数業種の産業の顧客に対する電子計測器の国際的サプライヤーとしてすでに成功を収めているが、今回の動きによって、同社の電子計測器のポートフォリオを拡大する。

 ミヒャエル・フォーラー社長兼最高経営責任者(CEO)は「われわれの顧客は電子計測製品の全製品ラインを当社が提供することを望んでいる。われわれがこの需要に応えることができてうれしく思う。そのわけは、これによって第1級の革新性を備える極めて興味深い市場に参入することになるからである。当社はこのようにして成長を持続していくつもりである」と語った。オシロスコープ市場は世界で約10億ドルである。

 オシロスコープは、電子機器の開発・アフターサービスの際のエラー検出のために、自動車産業から家電メーカー、大学研究室に至るどこでも利用されている。この種の用途では、スピードと正確さが不可欠である。これら2つの要因はローデ&シュワルツが新製品ラインを開発する際の最優先事項であった。もう一つの主要な焦点は作業の単純化であった。フォーラー社長は「ハイスピード、感動ものと当社が考えるユーザーインターフェース、そして正確な結果-これが当社の提供する製品である」と述べた。

 フォーラー社長はさらに「われわれは競争の激しい市場部門に参入したことをはっきりと理解している。しかし、われわれは素早く市場シェアを獲得し、これが全く新しい世代のオシロスコープであることを顧客に納得させる自信がある」と語った。同社は7400人を雇用し、電子計測器のほかに、放送、無線モニタリング/無線ロケーション、機密通信の3つの事業分野を展開している。ローデ&シュワルツはこれら4分野すべてにおける世界の有力サプライヤーである。


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