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BMW、人気車種ミニがエコカー対象車に 新機能も搭載

MINI ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、人気小型車「MINI(ミニ)」を従来モデルよりも燃費を最大33%程度向上させ、エコカー減税車種に適用させると発表した。3月以降に生産された車種が対象。新車購入補助金との併用で最大41万円が減税される。

 新型ミニは、エンジンの改良に加え、ブレーキ・エネルギー回生システム、エンジン・スタートストップ機能を新たに採用することで、出力を向上すると共に燃費性能を高めた。エンジンは車種によって3つのタイプをラインアップ。

 エントリーモデルである「MINI ONE(ミニ・ワン)」は、1.4Lエンジンから1.6Lエンジンに変更となり、3馬力の出力向上を実現。同時にこのエンジンを搭載するMINI ONEのハッチバック・モデルは約19%も燃費が改善される。

 最も販売台数の多い「MINI Cooper(ミニ・クーパー)」の1.6Lエンジンには、オイルポンプのマッピング変更、エンジン内部のフリクション低下などエンジンの最適化が行われた。これによりエンジン出力は約2.3%向上し、同時にこのエンジンを搭載するMINI Cooper のハッチバックは約19%、MINI Cooper Convertibleは約10%、MINI Cooper Clubmanは約14%も燃費が改善される。

 同シリーズのなかでも最もスポーティーなエンジンを搭載する「Cooper S(ミニ・クーパー・エス)」には、これまでのツインスクロール・ターボチャージャー付直噴エンジンに新たにBMW Groupのバルブトロニックの技術を使った可変バルブタイミングが採用される。これにより、9馬力もエンジン出力が向上し、また、このエンジンを搭載するMINI Cooper S(ハッチバック)は、約33%、MINI Cooper S Convertibleは約25%、MINI Cooper Clubmanは約28%の燃費効率が改善される。

 今回のエンジン改良では、MINI John Cooper Worksを除く、MINIの全モデルにはブレーキ・エネルギー回生システムが搭載される。ブレーキ・エネルギー回生システムはドライバーがブレーキを踏んだ時や、アクセル・ペダルから足を離した際に生じる運動エネルギーを電力に変換し、エンジンに負荷をかけることなくバッテリーの充電を行い、燃費の向上に寄与する。

 MINIのマニュアル・トランスミッション車両には、信号待ちなどで停車した際、ギアをニュートラルにして、クラッチを戻すとエンジンが自動的に停車*するエンジン・オートマチック・スタート・ストップ機能が標準で装備される。発進する際には、クラッチを踏みこむとエンジンが自動的に始動。これにより、停止時の燃料消費量を抑えることができる。


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