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トヨタ自、ヴォクシーとノア一部改良 新世代エンジン搭載

bz-20100428-01.jpg トヨタ自動車は、ミニバン「ヴォクシー」と「ノア」に新世代エンジン動弁機構「バルブマチック」を搭載するなどのマイナーチェンジ(一部改良)を行い、27日に発売した。また、スポーツ・コンバーション車シリーズ「G SPORTS」を新たに設け、その第一弾として、ヴォクシーならびにノアに新設定し、6月30日に発売する。月間の販売目標はヴォクシーが6000台、ノアが4500台を設定。店頭発表会は5月8、9日を予定している。

 今回のマイナーチェンジでは、高い動力性能と優れた環境性能を両立した新世代エンジン動弁機構「バルブマチック」を搭載した2.0リッターエンジン(3ZR-FAE)と7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを全車に採用拡大するなど基本性能を向上させるとともに、内外装の意匠を変更し、ヴォクシーはスポーティ感と精悍さを向上、ノアは都会的な上質感をより高め、ジャストサイズミニバンとしての個性に磨きをかけている。

 具体的には、バルブマチックの採用に加えて、エンジン・CVTなどの制御を改良し、10・15モード走行燃費は、2WD車では1リッターあたり14.4キロメートル、4WD車では同13.8キロメートルとクラストップの低燃費を実現。「平成22年度燃費基準+25%」達成を全車に拡大し、すでに認定を取得している「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」とあわせ「環境対応車 普及促進税制」により、自動車取得税・自動車重量税が全車で75%減税される。

 室内では、セカンドシートアレンジを変更し、マルチ回転キャプテンシート(7人乗り)と6:4分割チップアップシート(8人乗り)を新採用するなど居住性・快適性を向上。さらにセカンドおよびサードシートのセンター席にELR付3点式シートベルトとヘッドレストを新採用し、安全性をより向上させている。また、全車のシートに抗ダニアレルゲン加工を施すとともに、一部グレードでシート・ドアトリム表皮柄を変更したほか、フロントシートに快適温熱シートを設定するなど、より快適で清潔な室内空間を実現した。

 また外観においては、ヘッドランプ、フロントのグリル・バンパー、リヤコンビネーションランプ、ホイールなどの意匠を変更し、ヴォクシーはスポーティ感と精悍さ、ノアは都会的な上質感を向上させている。外板色については、ヴォクシーはグレーメタリック、ノアはライトブルーマイカメタリックなど各3色を新設定した。

 あわせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様の改良を行うとともに、「サイドリフトアップシート車(標準タイプ)」を追加設定したほか、リフトアップシート車の全仕様で新型ユニットのリフトアップシートを採用した。


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