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三菱電機、中国2市から上下水道向け水環境システム受注

 三菱電機は16日、中国で上下水道の水処理施設に用いる、オゾンを活用した水環境システム「オゾナイザ」を受注したと発表した。北京市の下水処理施設向け2件と蘇州市の上水処理施設向け1件で、受注総額は約5億円。

 上下水道では、異物の除去と、殺菌、有機物除去、脱臭、脱色などの水質改善処理が行われる。オゾンは、塩素に勝る強力な殺菌力を持ちながら処理後には無害な酸素に戻るため、環境への負荷が低く、脱臭・脱色効果にも優れており、浄化効果が高く環境にやさしい水処理施設が構築できる。

 三菱電機では、1968年にこのオゾンを発生させるオゾナイザの国内販売を開始して以来、約40年にわたる歴史と、国内上下水道分野を中心として1600台以上の納入実績を持っている。

 近年、中国では都市部の人口増加や急速な産業化による水需要の大幅な増加に対応して、水処理施設の設置が盛んになってる。こうした中国の水処理施設の需要拡大を受け、2004年に中国でのオゾナイザ販売を開始。これまで北京の清河下水処理場(第1期整備)向け、第三浄水処理場2向けなど6箇所にオゾナイザを納入しており、性能および安定した稼働実績、保守体制が高い評価を得ている。


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