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丸紅、ベラルーシ国営企業向けポリエステル糸製造プラントを受注

 丸紅は26日、同社100%子会社の丸紅テクマテックスと共同で、ベラルーシ国営企業のスヴェトロゴルスク化学繊維(SPAK)向けに、リエステル糸製造プラントを受注したと発表した。

 SPAKは、ベラルーシの主力輸出品であるポリエステル糸、レーヨン糸、炭素繊維、アラミド繊維、不織布などを製造する、旧ソ連を代表する化学繊維メーカー。ポリエステル糸の生産能力は年間約2万6200トンだが、更なる生産能力の向上を目指し、現在、欧州製設備からの代替を行っている。新設備は、TMTマシナリー、日本製鋼所等の設備が中心で、高速化、自動化が期待される。新旧設備の入れ替えが完了すれば、更に、年間3万1100トンの生産が可能となる。

 このプロジェクト金額は約39億円で、日本政策金融公庫国際協力銀行(JBIC)のベラルーシ向け第1号のバイヤーズクレジットが供与され、10月23日、同行とSPAK社の融資契約が調印された。

 丸紅は、丸紅テクマテックスと共に、CIS地域の化学繊維プラントプロジェクト、化学繊維原料プラントプロジェクトなどを推進し、ベラルーシ独立後の化学繊維プラントプロジェクトは、2005年の実施に続き今回が2件目の受注となる。

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