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フィアットと広州汽車が合併工場、当初は「リネア」生産

 イタリアの自動車大手フィアットグループは現地時間6日、中国の自動車大手・広州汽車集団(GACグループ)と、中国市場向け乗用車及びエンジンを生産する合弁会社を設立することを発表した。約4億ユーロ(約540億円)を投じて中国・長沙市に新工場を建設する予定で、2011年後半の稼動開始当初の年間の生産能力は乗用車が14万台、エンジンは22万基を予定。今後、乗用車25万台、エンジン30万基までの拡大を目指す。

 新会社は両者折半による合併会社として設立。新工場は、中国・長沙市に建設され敷地面積は70万平方メートルを有する。生産開始は2011年後半を予定しており、当初は、1.4リッターのFireエンジン(120馬力)およびT-Jetエンジン(150馬力)を採用したCセグメントセダン「リネア」が生産される。

 当初の年間生産能力は、乗用車が14万台、エンジンが22万基を予定しており、今後、最大で乗用車25万台、エンジン30万基まで拡大できる見込み。生産されるモデルは、低燃費・低公害型の乗用車の開発を求める中国政府の要望に応じ、フィアットのエンジンやトランスミッションの最新技術が搭載される。

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