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日産、フェアレディZ高性能モデル・バージョンニスモ発売

フェアレディZ
フェアレディZ Version NISMOオプション装着車(写真提供・日産自動車)
 日産自動車の関連会社、オーテックジャパンは22日、従来車種より更にスポーツドライビング性を高めたフェアレディZの高性能モデル「フェアレディZ Version NISMO(バージョン・ニスモ)」を、日産の販売会社を通じて、販売を開始した。

 08年12月に発売したフェアレディZは、ショートホイールベース化と大幅な軽量に加えて、VQ37VHRエンジンや、世界初のシンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッション、新開発マニュアルモード付7速オートマチックトランスミッションを採用するなど、極めて高い運動性能を追求した。

 今回発表されたフェアレディZバージョン・ニスモは、先代のフェアレディZ(Z33型)で投入された同バージョンの精神を引き継ぎ、フェアレディZの高い運動性の基準に、更にスポーツドライビング性を高めた。全国の日産販売会社で通常のフェアレディZと同様に販売し、アフターサービスも行うコンプリートカスタムカー(改造自動車)として提供される。

 フェアレディZバージョン・ニスモは、より力強い加速を実現するため、フロントチューブ、センターマフラー、リヤマフラーで構成された専用設計の等長エキゾーストシステムの採用とコンピューターのチューニングを行い、エンジン出力を基準車に対して14kW(19PS)向上させて、最高出力を261kW(355PS)まで高めた。

 車体は、専用の補強パーツやヤマハ社製パフォーマンスダンパーの採用により、剛性アップと振動減衰の両側面からのチューニングを実施した。併せてサスペンションのチューニングやパワーステアリングの特性変更を行い、よりスポーツ志向を高めたハンドリング性能とした。

 エクステリアは、スーパーコンピューターによるシミュレーション技術を活用し、走行実験部門とデザイン部門による綿密な連携を通じて、走行時の空気の流れを効果的に活用して車両の浮き上がりを防止する効果的なダウンフォースの獲得と、空気抵抗の低減という、相反する要件を両立させた、世界最高水準の空力特性を実現した。

 さらにインテリアにおいても、本革とスエード調ファブリックを用いた専用のシート表皮やステッチ色の変更、随所に配されたnismo(ニスモ)ロゴなどにより、スポーティで特別感のあるムードを演出している。

 車両価格は変速機・7M-ATxタイプで504万円。同6MTタイプで493万5000円。


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