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米ビバンテ、GPUライセンスを15社に拡大

 【サニーベール(米カリフォルニア州)8日PRN=共同JBN】米ビバンテ社は8日、グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)・コア製品に対するライセンス供与を15社にまで拡大したと発表した。ビバンテのライセンスは既に確立したか台頭するファブレス半導体リーダー社双方を含み、ビバンテGPUを組み込む20余りのSoC(システムオンチップ)デザインを生み出している。

 ビバンテの2Dと3DGPUのIPコアは、スマートフォンからインターネット利用可能な高解像度ホームエンターテインメント・ディスプレーまでの特に組み込みアプリケーション向けに設計されている。ビバンテは米国とアジアの投資ファンドに支援された株式未上場会社であり、コーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンドを経由する企業向け投資家として富士通が含まれる。

 ビバンテのグラフィックス技術は、クロノス・グループ標準規格のOpenVgとOpenGL・ES(エンベデッド・システム)2・0/1・1向けの堅牢な適合性、1平方ミリメートル当たりのシリコン領域と1ミリワットのシステム電力消費を提供するグラフィックス・パフォーマンスをビバンテのライセンスで最大限機能させることができる驚くほど小さなシリコン実装面積によって差別化される。システム電力消費が低くハイパフォーマンスでシリコン効率のいいGPU技術は、3Dグラフィックス・ユーザーインターフェース、インターネット標準フラッシュの加速、携帯機器およびホームエンターテインメント・プラットフォームによるゲームに対して高まる一般消費者の嗜好に応えるファブレス半導体企業には死活の差別化要因である。

 ビバンテ社のウェイジン・ダイ社長兼最高経営責任者(CEO)は「次世代製品に力を与えるためSoC企業15社にビバンテのGPUをライセンス供与することは、当社が家電市場に提供する独自の低電力消費グラフィックス技術の戦略的重要性を立証するものである」と語った。

 ▽ビバンテ社(Vivante Corporation)について
 ビバンテはエンベデッド・グラフィックスのテクノロジーリーダーであり、エンベデッド・モバイルゲーミング、高解像度ホームエンターテインメント、画像処理、車載ディスプレー、エンターテインメント各市場にサービスを提供する半導体ソリューションプロバイダーに対して、モバイル・ビジュアル・リアリティーとHDビジュアル・リアリティーの知的所有権(IP)をライセンス供与する。ビバンテ・スケーラーモルフィック(ScalarMorPhic、商標)・アーキテクチャーは、エンベデッド・システムにPC品質のビジュアル経験をもたらす。ビバンテのGPUはほかのライセンス可能GPUコアと比較して、最終的なシリコン領域の半分の1平方ミリメートル当たり最高のパフォーマンスを生み出す。ビバンテは、OpenGL・ES(エンベデッド・システム)2・0/1・1とOpenVg・API規格と適合するシリコン実証済みの低電力消費、ハイパフォーマンスのグラフィックスを提供する。ビバンテのGPU・IPはまた、アンドロイド(Android)・プラットフォームを完全サポートする。ビバンテの開発環境は、アプリケーション開発者とエコシステム・パートナーの世界的ネットワークによって利用されている。同社は米カリフォルニア州サニーベールに本社、中国・上海にR&Dセンターがある。


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