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キヤノン長崎新工場の着工決定、投資額30億円増

 キヤノンは、長崎・波佐見町に建設予定だった、デジタルカメラ生産工場「長崎キヤノン」を来年の操業開始に向けて、7月に着工することを決定した。

 長崎キヤノンは当初、今年1月の着工、12月の操業開始を予定していたが、昨秋からの世界経済不況によるデジタルカメラの需要減に対応するため延期していた。今回の着工再開は、デジタル一眼レフカメラ市場が堅調に推移し今後も着実な成長が見込まれること等が理由。

 新工場の着工に伴い、当初発表されていた総延床面積は3万7400平方メートルから約4万1700平方メートルに拡大、投資額も144億円から約174億円に増額される。生産能力は当初計画に変更はなく約400万台。

 新工場は来春から、同じ九州にある大分キヤノンと連携しながら、デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラ双方の重要生産拠点として操業を開始する予定。


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