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インテグラスクリーンを買収、ワールドチェックが発表

 【ロンドン3日PRN=共同JBN】ワールドチェック社は3日、世界の企業、政府向けデューディリジェンス・サービスの有力プロバイダーであるインテグラスクリーン(IntegraScreen)社を買収したと発表した。

 ワールドチェックは「国際強化デューディリジェンス(IEDD)」リポートを既存のポートフォリオに加えることで、顧客確認(KYC)と従業員確認(KYE)によるID認証、(顧客)評価スクリーニング、徹底分析向けのカスタム化カントリーリスク評価と包括的デューディリジェンス・リポート、複数業界にわたるリポートとモニターを提供するエンドツーエンドのリスク管理サービスを提供できる立場になる。

 IEDDリポートは特に市場ニーズを満たし、米連邦海外腐敗行為防止法(FCPA)、米サーベンス・オクスリー法(SOX)、米国愛国者法の下で求められるマネーロンダリング(資金洗浄)防止(AML)、腐敗行為防止、テロ資金供与防止(CFT)を順守する義務に対応するKYC、ビジネスパートナー・スクリーニングを提供することを目指している。デューディリジェンス・リポートは合併、買収前調査、IPO(株式新規公開)前リサーチを行う場合、新しい国際合弁事業に参入する場合、新興市場で重要なビジネスパートナーと手を組む場合、国際的なヘッジファンドを再検討する場合、規制順守、企業ガバナンスの最良慣行を実行する場合に不可欠である。

 ワールドチェックのダニエル・ピーク最高経営責任者(CEO)は「この買収は当社の持続的な成功と、リスク管理のすべての側面をカバーする最高のツールを顧客に提供しようという努力によって可能になった。インテグラスクリーンのデューディリジェンス・リポートサービスは当社の既存の提供製品にとって完ぺきな付加的商品であり、これによってわが社は重要なビジネス上の決定をする前に、360度視野の徹底的なリポートを求める顧客に強化された価値を提供できる。10カ国に19事務所を持ち、従業員が約400人へと拡大した当社の世界的な調査ネットワークと中東、アジア太平洋、東欧、中南米を含む新興市場でのカバー範囲拡大がわが社に大きな競争力を提供するのは疑いない」と語っている。

 ▽ワールドチェック(World-Check)について
 ワールドチェックは世界の50大銀行のうちの47行と数百の政府機関を含む162カ国の3000以上の機関に高リスクの個人、企業の世界的なデータベースを提供している。既知のマネーロンダリング業者、テロリスト、麻薬密輸業者、シェルバンク(偽装銀行)、制裁を受けた組織など、ワールドチェックのデータベースはその深さ、信頼性、カバー範囲で卓越している。同社の重要な公的地位を有する者(PEP)のカバー範囲のリスク関連性も比類がない。各機関はワールドチェックのデータベースに頼って顧客、同業者、取引、従業員のリスクの可能性を効率的にスクリーニングすることで、自らのマネーロンダリング防止(AML)と顧客確認(KYC)スクリーニング、強化デューディリジェンス(EDD)、詐欺予防、テロ資金供与防止(CFT)システムを強化している。またワールドチェックの情報はPEPリスク・スクリーニング・プロセスに直接利用されている。ワールドチェックは膨大な記録の自動スクリーニング用にダウンロード可能なデータファイルを提供しており、即座のIDスクリーニング用の簡単なオンラインサービスも提供している。詳しい情報は http://www.world-check.comを参照。


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