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米ボーイング予測、世界の貨物機は年平均5.8%増加

 米ボーイングが7日に発表した今後20年の貨物機需要は、全世界の貨物機数は2027年までに年平均5.8%の割合で現在の1948機から3892機に増加すると予測している。世界の航空貨物市場は長期にわたって堅調に推移するとみており、1414機が退役、3358機が新規に導入されるとしている。

 新規に導入される3358機のうち863機は新造貨物機で総額約2060億ドル、2495機は改造機と予測。新造機では貨物搭載量が72.6トンを超える大型貨物機が641機に上り、36.3トンから72.6トンの6割以上をワイドボディ機が占めるとしている。大型貨物機を加えたシェアは現在の61%から2027年には65%に伸びると予測。

 ボーイング製大型貨物機の過去3年間の全受注機数は236機で、新型の777および747-8型貨物機がけん引。改造機も56機の受注を獲得し健闘している。ボーイングは今後、世界の貨物機の9割以上を同社製が占めるとみている。


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