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米エアバーナが日立コムとの提携を発表

 【チェルムスフォード(米マサチューセッツ州)、東京29日PRN=共同JBN】米エアバーナ(Airvana:ナスダックAIRV)は29日、日立コミュニケーションテクノロジー(以下日立コム)との間で日本市場向けに日立コムの中核ネットワーク製品でも作動するようカスタム化したエアバーナ・フェムトセル(超小型基地局)製品バージョンを開発・販売する契約を結んだと発表した。

 エアバーナと日立コムの共同ソリューションは、既存の音声・パケットデータコア・ネットワークとフェムトセルを統合することによって、フェムトセルの迅速な展開を可能にする。

 エアバーナのこのソリューションに対する貢献にはHubBub・CDMAフェムトセルが含まれる。これは業界でユニークなもので1x-RTTとEV-DOサービスの双方をサポートし、キャリヤークラスのフェムトセル・ネットワークゲートウエーである「ユニバーサル・アクセス・ゲートウエー」、スケーラブルな自動設定とリモート管理システムである「フェムトセル・サービス・マネジャー」を備える。日立コムはキャリヤーグレードの「フェムトセル・コンバージェンス・サーバー」を提供して、通信事業者がマクロセルラー・ネットワークとフェムトセルラー・ネットワークの間のサービスパリティを提供するため何年にもわたって開発してきたフィーチャーサービスと補完サービスをてこに、通信事業者が既存のモバイル・スイッチング・コアにフェムトセルを接続できるようにする。エアバーナはフェムトセル製品をカスタム化して日立コムのコンバージェンス・サーバーの持つ先進的機能をサポートできるようにする。

 日立コムの執行役員である高橋節夫キャリアネットワーク事業部副事業部長は「フェムトセルは顧客経験を改善するだけでなく、マクロセルラー・ネットワークでサービスパリティを届けなければならない。日立コムとエアバーナのソリューションはそれを可能にする。エアバーナはフェムトセル市場のリーダーであり1xRTTと1xEV-DO・Rev-0、Rev-Aの双方をサポートするCDMAフェムトセルを持つ唯一の会社である。日立コムのコンバージェンス・サーバーは既存の音声・パケットデータコアを統合することでサービスパリティを可能にする」と語った。

 エアバーナのサンニーブ・バーマ開発・フェムトセル事業担当副社長は「日立コムはCDMA技術で深い専門知識を持っている。さらに彼らは世界クラスのシステムインテグレーション専門知識を持っており、その知識で大手CDMA通信事業者にわれわれの共同フェムトセル・ソリューションを届ける」と述べた。

 ▽エアバーナについて
 エアバーナは通信事業者が世界のユーザーのためにモバイル経験を変貌させるのを支援することを専門としている。総合的フェムトセル・ソリューションからコア・モバイル・ネットワーク・インフラまで同社の高性能技術と製品によって通信事業者は物理的な位置に関係なくブロードバンド・サービスをモバイル機器に配信できるようになる。エアバーナの本社は米マサチューセッツ州チェルムスフォードにあり、英国、中国、インド、日本、韓国にオフィスがある。詳細はウェブサイトhttp://www.airvana.com.を参照。

 ▽日立コミュニケーションテクノロジーについて
 日立コミュニケーションテクノロジーは日立(NYSE:HIT;東証6501)の完全子会社。2007年度(2008年3月31日末まで)の総売上高は1035億2800万円(9億1650万ドル)。

 同社は広範な情報、通信システム関連製品を開発、設計、製造している。詳細は同社ウェブサイトhttp://www.hitachi-com.comを参照。


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