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GLトレードの過半数株買収完了、サンガードが発表

 【ウェイン(米ペンシルベニア州)、パリ2日PRN=共同JBN】サンガード(SunGard)とGLトレード(GL Trade)は2日、サンガードがすでに発表している世界的な金融ソフトウエア・ソリューション会社GLトレードの株式の過半数の買収を完了したと発表した。サンガードはユーロネクスト・パリとGLトレードの3人の創立者ピエール・ガティニョール、ルイクリストフ・ローラン、フレデリック・モラン各氏からそれぞれが支配するGLトレードの株式資本の64・51%にあたる620万30株を1株あたり41・70ユーロで買収した。GLの株式資本の100%(発行済みのストックオプションを除く)を対象とするこの取引は4億70万ユーロ(約5億8530万ドル)に上るが、サンガードの財務実績には実質的な影響はないとみられている。

 AMF一般規制に従ってパリに本社を置くオッド・コーポレート・ファイナンスがサンガードの代理人としてGLトレードの残りの株式資本について同額の1株あたり41・70ユーロで単純化手続きによる現金での株式公開買い付けを開始する。また、同日開かれた会議で、GLトレードの役員会はハロルド・フィンダース、マイケル・ルアン、リチャード・ターボックス各氏をユーロネクスト・パリ、ルイクリストフ・ローラン、セルジュ・アリー各氏の後任に任命した。ピエール・ガティニョール氏は会長として役員会に留まる。

 GLトレードのピエール・ガティニョール執行会長は「サンガードが7月31日に提示したすべての買い付け条件が守られ、取引が成功裏に完了したことは大変うれしい。顧客に強化されたサービスセットを提供するためにサンガードの組織内で活動の融合のために協力したい」とコメントしている。

 サンガードの金融システム事業のディビジョン最高経営責任者ハロルド・フィンダース氏は「GLトレードは証券の世界的な取引、管理とその従業員が受けている称賛で非常に重要な役割を果たしている。彼らと協力してサンガードの組織内でのGLトレードの発展を追求したいと願っている」と述べた。

 GLトレード株買収の資金調達のため、サンガードは既存の優先担保付きクレジット与信枠で優先担保付きタームローン与信枠を5億ドル増額し、新たに5億ドルの優先無担保中期証券を発行した。サンガードは新たな資金調達で得た資金の残りをGLトレードの残り株に対する公開買い付け資金と関連の手数料、買収経費の支払い、2009年1月15日に期限が来る優先担保付き中期証券の2億5000万ドルの元金総額償還、一般的な企業目的にあてる方針である。

 サンガードのクリストバル・コンデ社長兼最高経営責任者(CEO)はこれに続けて「金融市場が不確実で困難な最中に取引の資金を調達できる能力はわが社の力を示すものだ。160件以上に上るサンガードの買収のなかで2番目に大型のGLトレードの買収はわが社の金融システム事業を世界的に引き続き成長させる重要な機会である」と述べた。

 ▽GLトレードについて
 GLトレードは顧客の成功を確実にするトレーディング・ソリューションを提供している。GLトレードは世界的な金融ソフトウエア・ソリューション会社で、約50カ国で1600の顧客に奉仕している。GLトレードはマルチアセットのフロントからバックまでのソリューション、接続性、情報サービスの有力プロバイダーである。本社はパリとロンドン、従業員は1400人以上。GLトレードはユーロネクスト・パリに上場されている(ISIN FR 0000072084)。GLトレードのウェブサイトはhttp://www.gltrade.com。

 ▽サンガードについて
 年間売上高が50億ドルのサンガードは金融サービス、高等教育、公共部門向けのソフトウエア、プロセシング・ソリューションの世界リーダー。またサンガードはあらゆるタイプの情報依存型企業の事業継続を助けている。サンガードは世界の50大金融サービス会社を含む50カ国以上の2万5000社以上に奉仕している。サンガードのウェブサイトはhttp://www.sungard.com。

 商標情報:サンガードとサンガードのロゴはサンガード・データ・システムズ社または米国などの諸国にあるその子会社の商標または登録商標。その他の名称はそれぞれの所有者の商標または登録商標。


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