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ガートナージャパン、07年世界半導体市場売上は3.8%増2739億ドル

ニュースリリース|ガートナージャパン|

 米国コネチカット州スタンフォード発-2008年3月31日-ガートナーは、半導体市場調査の最終結果に基づき、2007年の世界半導体市場の売り上げが前年比3.8%増の2,739億ドルであったと発表しました。上位10社を見ると、売り上げにおいて3社が前年比で2桁増となる一方、4社は同マイナス成長となっています。

 ガートナーのマネージング・バイス・プレジデントであるリチャード・ゴードン (Richard Gordon) は、「景気後退の懸念が高まる中、半導体ベンダーは、顧客と市場の動向だけでなく、その先を読んでいかなければなりません。半導体の需要が低迷しているのか、それとも機会が増えているのかを早期に判断するために、エンドユーザーの消費パターンをしっかり見守る必要があります。また、現在のような不安定な時期においては、膨大な費用をかけることなく、製品を強化したり、アプリケーション・ポートフォリオを強化したりする理想的な状況がしばしば生まれます」とコメントしています。

 上位ランキングを見ると、1位のIntelは市場平均成長率よりも2倍以上の成長となりました。Intelの成長は、モバイルPC向けのマイクロプロセッサが伸びたことが主な原因です。東芝の売り上げは2007年に前年比20.8%増の118億2,000万ドルとなり、2006年の6位から3つ順位を上げ、3位となりました。同社はソニーのPLAYSTATION 3 (PS3) 向けのASIC、ポータブル・メディア・プレーヤ向けNANDフラッシュ、および携帯電話向けCMOSイメージ・センサなどの売り上げを伸ばしました。4 位のTexas Instrumentsは携帯電話向けのASSPが各地域で苦戦し、前年比1.8%減のマイナス成長となりました。8位のルネサステクノロジは、携帯電話向けASSPが急伸したものの、メモリ・ビジネスからの撤退や、LCDドライバの価格下落が相殺し、前年比1.3%増にとどまりました。

 一方でDRAM市場は供給過剰による激しい価格下落となり、2006年から2007年にかけ24億ドル低下しました。その結果、Samsung ElectronicsやInfineon TechnologiesなどのDRAMベンダーの成長率は低くなりました。

 個々の市場とデバイスに関する詳しい情報は、ガートナーのレポート「Semiconductor Industry Worldwide Annual Market Share: Database」に記載されています。このレポートには、世界市場の上位25社の業績と上位ベンダーの分析を掲載しています。地域別 (南米、北米、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋、日本) のマーケット・シェアも記載しており、ガートナーのWebサイトからご覧いただくことができます。
http://www.gartner.com/DisplayDocument?ref=g_search&id=448010&subref=simplesearch

 このレポートはガートナーの世界半導体 (Semiconductors Worldwide) グループが作成しています。本グループは、メモリ、マイクロコンポーネント、ロジック、ASIC、アナログ、ディスクリート、RF、光関連の各セグメントを含む半導体市場の全体像を提供し、製品、サプライヤー、新興企業、各種技術、地域別消費動向、アプリケーション、新技術などを幅広く網羅しています。半導体に関するガートナーのその他のリサーチについては、ガートナーのWebサイトから詳細をご覧いただけます。
http://www.gartner.com/it/products/research/dataquest_cluster.jsp

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