空気圧温度監視センサーのニュースリリース

プレスリリース

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ＩＴＣ、トラック・バス用空気圧温度監視センサーを発売

ニュースリリース|空気圧温度監視センサー|

　株式会社ＩＴＣ（東京都渋谷区：代表取締役　岩本明浩）は、２００７年６月より販売開始している普通乗用車用ＴＰＭＳ（ＴＩＲＥＰｒｅｓｓｕｒｅＭｏｎｉｔｏｒｉｎｇＳｙｓｔｅｍ：タイヤの空気圧を走行しながらチェックするシステム）製品「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」に加え、新たにトラック・バス用を２００８年４月から発売開始いたします。アフターパーツ用として完全ワイヤレスによるトラック・バス用ＴＰＭＳは国内初の製品となります。（２００８年３月２６日現在）

　現在「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」はタイヤのバーストによる事故や空気圧不足による燃費の悪化など、空気圧低下によるトラブルを未然に防ぐ装置としてタイヤ専門店をはじめカー用品店などで普通乗用車用を展開しております。

　特にトラック・バスは、タイヤの空気圧が不適切なまま走行を続けると、ホイールボルトに無理な力がかかりボルト折損による車輪脱落事故の原因となるため、このような事故を回避するためにタイヤ内空気圧・温度をリアルタイムでモニタリングする必要があります。

　「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」は、タイヤ内に装着したセンサーにて、タイヤ内の空気圧及び温度をリアルタイムで運転席に装着したモニターへ電波送信を行う仕組みです。送信する電波の周波数帯は「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」独自に総務省より認可を受けた周波数帯（４４９．７７５Ｍｈｚ）を使用しており、昨年、認可されたタイヤ空気圧モニター専用
周波数帯３１５Ｍｈｚの送信出力と比べ２０倍の送信出力を保持しております。
（現在、普通乗用車のアンテナ送信出力の認証は５ｍｗ）

　従来のトラック・バス用ＴＰＭＳは、車体構造上受信状態が悪い為、別途受信装置の設置・受信ケーブルの敷設が必要なシステムでした。「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」が採用している４４９．７７５Ｍｈｚの場合、アンテナ送信出力の規定値が１０ｍｗ以下となっていることから、現在の乗用車用５ｍｗから規定値上限の１０ｍｗ以下迄にパワーアップすることができ、完全なワイヤレス化が実現しました。無駄な配線工事や中継アダプタの取り付けなどが一切不要となっております。

	周波数	空中線電力（アンテナ送信出力）
新認可特定無線設備（総務省）	３１５ＭＨｚ	０．２５ｍＷ
ＴＰチェッカー仕様（総務省認可）	４４９．７７５ＭＨｚ	５ｍＷ～１０ｍＷ
欧米仕様	３１５ＭＨｚ４３３ＭＨｚ	５ｍＷ～１０ｍＷ５ｍＷ～１０ｍＷ

※欧米仕様のＴＰＭＳでは認可外となるため日本国内での利用は出来ません。

　地球温暖化防止策の“チームマイナス６％”が立ち上がって以来、省エネ法の改定・グリーン経営推進要綱の制定・運輸安全マネジメントの導入等、トラック・バス等の物流業界にとっては環境保全・安全確保義務の向上・運行三費（燃料費、整備費、タイヤ・チューブ費）の改善を企業規模で問われる事となりました。

　一方相変わらず燃料価格は高値で推移しております。そういった情勢の一助として、「ＴＰＣｈｅｃｋｅｒ」で環境保全、安全確保義務、運行三費の三つの視点から事故削減・費用削減が可能となります。

　国民生活センターの調査によると、指定空気圧より３０%低いタイヤで走行した場合に比べ８．５%の燃費向上に繋がるとの発表も出されております。

※車両５０台所有の６輪トラックの年間コストダウン額：約４５０万円
（アッソ・インターナショナル算出）

　適正なタイヤ空気圧で走行する事により、燃料消費の削減やタイヤの異常磨耗の防止など、貴重な資源とＣＯ２排出量を抑えられ、環境保護に繋がります。

　今回発売を予定しているトラック・バス用ＴＰＣｈｅｃｋｅｒは、６輪ライトトラック用（７ｋＰａ）、６輪ヘビートラック用（１２ｋＰａ～１３ｋＰａ）の提供を行う予定。

▽発売開始予定：２００８年４月
▽発売価格
・ＬＴ６０９（６輪ライトトラック用）１０５，０００円（税抜き）
・ＨＴ６０９（６輪ヘビートラック＆バス用）１２８，０００円（税抜き）

【ＴＰＣｈｅｃｋｅｒの特徴】
■タイヤ内空気圧と温度を運転席からリアルタイムでモニタリング
■異常時にはセンサーが感知し、モニター表示とワーニング音で警告
■無駄な配線が不要な完全ワイヤレス方式
■センサー自体が軽量なので、バランスウエイトは最小量でＯＫ
■独自の電波帯（４４９．７７５ＭＨｚ）を取得しており、他社製品より約２０倍もの
強い出力を誇る(特定省電力無線局認可取得済み)

［ 2008.03.27 木曜日 14:41 - ］