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キャタピラー社、三菱重工業などが日本の合弁事業に関する契約を発表

ニュースリリース|三菱重工業|

 自己株式取得計画に従い、キャタピラー社が新キャタピラー三菱の過半数株主となります。更に5年後には全株式を所有するオプションが付帯されています。

 東京、日本-キャタピラー社、三菱重工業株式会社および新キャタピラー三菱株式会社(以下SCM)の首脳は、キャタピラー社がSCM株式の67%を保有することになる、SCM自己株式取得計画を含む契約に調印しました。今回の取引の第一段階が完了した時点で、SCMの社名はキャタピラージャパンに変更されます。その時点は2008年第3四半期になると予想されます。

 契約調印式は東京で行われ、キャタピラー社 会長兼CEOのジム・オーウェンズ、三菱重工業社長 佃和夫およびキャタピラー ジャパン社長に就任予定のSCM社長 平野昭一が署名しました。

 第一段階の自己株式取得見積価額は500億円です。契約条件に従い、SCMは三菱重工業が所有するSCM株式の半分を取得します。株式取得が完了すれば、キャタピラー社は発行済み株式の67%を保有し、三菱重工業は残りの33%を保有することになります。更にSCMは、5年後に三菱重工業が所有する残りの株式を取得するオプションを与えられており、このオプションが実施されれば、キャタピラー社がSCMを単独所有することになります。

 オーウェンズ会長は「これはキャタピラー社にとって戦略的な決定であり、急速な拡大を続けるアジアや独立国家共同体(CIS)の新興市場で競争し勝ち抜くための包括的な事業戦略の重要な部分であります。三菱重工業との合弁事業は目覚しい成功をおさめてきました。この契約は、今後、SCMがキャタピラー社の中核的な事業に完全に統合されることにより、我々の顧客に今よりも更に大きな利益をもたらすと確信しています。」と述べています。

 キャタピラー社と三菱重工業の50対50の出資合弁企業であるSCMは、44年前に設立されました。

 三菱重工業の佃和夫社長は「出資比率の変更により三菱重工業のSCM株式保有比率は下がりますが、三菱重工業はその経営資源を、将来高い成長が見込める中核的事業領域に戦略的に集中させて、その企業価値をさらに高めます。今回の株式譲渡後も、我が社がキャタピラーと築き上げてきた信頼関係を維持し、さらに発展させます。」と述べています。

 SCMは主に、キャタピラーブランドの油圧ショベル、ホイールローダおよびブルドーザの製造・販売を行っています。SCMはまた、日本の主要市場に対しキャタピラー製品とそのサービスの供給を行う数社の販売店とレンタル店を所有しています。明石(兵庫県)と相模(神奈川県)のSCM生産拠点は、主要生産センターとして、アジアおよび全世界にキャタピラー製品を供給しています。更に、明石にあるSCM油圧ショベル開発本部は、キャタピラー油圧ショベルの製品ライン開発の世界的な基地となっています。

 SCMの平野社長は「SCMとその従業員は、チーム・キャタピラーの一員となることを誇りに思います。この契約はSCMの生産、設計およびプロセス面の技術力が、全世界のキャタピラーで完全に発揮されることを可能にするものです。」と述べています。

 また契約は、株式取得後も継続されるキャタピラー社と三菱重工業の広範囲な事業関係の概略を規定しています。キャタピラーおよび三菱両ブランドのフォークリフトの生産・販売に関し、別途合弁事業契約を結ぶことにより、両社はこれまでの長い提携関係を今後も継続します。また三菱重工業がいくつかのキャタピラー製品に搭載するエンジンの供給を行う提携関係も継続します。

 ▽キャタピラー社について
 80年以上にわたり、キャタピラー社は発展を可能にし、すべての大陸で有効で持続可能な変化を推進してきました。2007年の収益は449億58百万ドルで、建設・鉱山機械、ディーゼル・天然ガスエンジンおよび産業用ガスタービンの世界第一位のメーカーです。

 キャタピラーはまた、指導的なサービス提供会社として、キャタピラー・ファイナンス、キャタピラー・リマニュファクチャリング・サービス、キャタピラー・ロジスティクス・サービスおよびプログレス・レール・サービスを通じてサービスを提供しています。追加情報は以下のウェブサイトで入手できます。--- http://www.cat.com

 ▽三菱重工業について
 三菱重工業は、東京に本社を置き、世界最大手の重機械メーカーのひとつです。2006年度(2007年3月31日まで)の連結売上高は3兆680億円で、その製品ラインとサービスは造船、発電プラント、化学プラント、環境装置、鉄鋼構造物、産業用・一般用機械、航空機、宇宙ロケットおよび空調システムと多岐にわたっています。
追加情報は以下のウェブサイトで入手できます。--- http://www.mhi.co.jp

 ▽免責条項
 本リリースの記述には将来のイベントや予想に関するものがあります。それらは既知あるいは未知の要素を含む将来を見通した記述であり、キャタピラー社の実際の結果はこれらの記述と異なる場合があります。「であろう(will)」、「期待する(expect)」、「予想する(anticipate)」等の言葉は、キャタピラー社を代表してなされる将来を見通した記述であることを示している場合がしばしばあります。種々の要素や不確実性のため、当社の実際の結果がそのような将来を見通した記述にふくまれる、あるいはそのような記述が示唆する結果と大きく異なることがあることに注意する必要があります。そのような要素や不確実性には経済状況の変化、為替レート、金利、政治的安定性、当社製品・サービスの市場での評価、競合条件の大きな変化、伝染病、法律・規則・税率の変更、および当社が2008年2月22日付でSecurities and Exchange Commission に提出したForm K-10に詳しくのべられている他の一般的な経済、事業および金融の条件や要素が含まれますが、それだけに限られません。

 提出したFormK-10は当社のウェブサイトwww.cat.com/sec_filingsでご覧いただけます。当社は当社の行った将来を見通した記述のアップデートはしておりません。

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