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ボンバルディア、SASなどからジェット機など27機を確定受注

ニュースリリース|ボンバルディア|

 ボンバルディア・エアロスペース(カナダ・トロント)は、3月10日、スカンジナビア航空(SAS)とその系列航空会社3社から、リージョナル・ジェット機、およびターボプロップ機を合計27機、確定受注しました。これに加え、24機のオプション契約も成立しました。受注機の内訳としては、エストニア航空(エストニア、タリン市)とSASからのCRJ900 NextGen機確定注文が計13機、オプション契約が17機です。また、Q400 NextGen機については、ビーデロー航空(ノルウェー)とエアバルティック(ラトビア)からの確定注文が計14機とオプション契約が7機です。

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 今回の確定受注の総額は、約8億8300万USドル(CRJ900 NextGen機とQ400機の表示価格ベース)になります。オプション契約がすべて履行されれば、発注総額は約17億5000万USドルとなります。

 SASグループの社長兼CEOマッツ・ヤンソン氏は、「今回発注した27機により、クオリティの高い航空機で優れたサービスを乗客の皆様に提供することができます。CRJ900 NextGen機やQ400 NextGen機は北欧での運航に最適です。北欧のお客様は、快適で環境に優しい旅を好むからです」と述べています。

 ボンバルディア・リージョナル・エアクラフトの社長スティーブン・リドルフィは、次のように述べています。「当社が、SASや系列航空会社との間で長年築いてきた関係をさらに発展できることを光栄に思います。今回の注文は、規模・額ともに画期的ですが、それにも増して、会社間の絆の強さを証明するものです。SASは、8年間にわたり当社のカスタマーであり、ビーデロー航空にいたっては50年来のカスタマーです。今回さらに、エアバルティックとエストニア航空をボンバルディア・ファミリーにお迎えします。SASとその系列航空会社が保有機材増強のために、ターボプロップ機とジェット機の両方で、当社のNextGen機を選定していただいたことは非常に嬉しいことです」

 エストニア航空監視委員会のオレフ・シュルツ会長とSASのヤンソン社長は、主要ジェット機より座席数の少ない機材が必要であり、「CRJ900 NextGen機は、性能、運航経済性、乗客快適性の三拍子がみごとに揃っています」と述べています。

 ビーデロー航空の社長兼最高経営責任者ペル・アーン・バトリー氏、およびエアバルティックの社長兼最高経営責任者ベルトルト・フリック氏はともに、高性能のQ400 NextGen機は大変魅力的な機材とし、「Q400 NextGen型ターボプロップ機は、性能、快適性、経済効率を実現する上で、大変優れた機材だと思います」と述べています。

 フリック社長は、さらに「エアバルティックでは、現在運用しているFokker 50の機材を、2009年から順次Q400 NextGen機に入れ替えていきます。これによって地域路線の利用客数が増え、その効率も上るでしょう」と述べました。

 今回の注文により、CRJ900/CRJ900 NextGen機の確定注文の合計は、242機に上りました。このうち2008年1月31日までに引渡しを終えたのは145機。また、Q400/Q400 NextGen機の確定注文数の合計は296機となりました。そのうち、2008年1月31日までに190機が引渡しを終えています。

 なお、2007年に発生したQ400機着陸装置の事故をめぐり、ボンバルディア、SAS、着陸装置製造元であるグッドリッチ社の3者間で和解が成立しました。具体的な和解条件については明らかにされておりません。

 ▽CRJ NextGen機
 ボンバルディアのCRJ NextGen機は、2007年にローンチしました。旧CRJシリーズ機を超える経済性を実現しています。高い経済性を可能にしたポイントは2点あり、一つは燃料消費を最大4%抑えたこと、もう一つは機体の整備要件を軽減することで直接整備費を下げたことです。整備の間隔を延ばし、総合的な調整を図った結果、機材の耐用期間全体の中でのダウンタイムと作業工数を下げることができました。

 CRJ NextGen機は、燃料消費を抑えたことにより、温室効果ガス排出量をライバル機よりもはるかに改善し、現在の環境問題において優位性を持っています。
CRJ NextGen機は、乗客への総合快適性を考慮して内装も改善しました。客室窓を大型化し、大型キャスター付きバッグを収容できるよう頭上荷物入れを改良しました。バッグの収容個数も増やしました。LED照明を加えたことで、キャビン内部が高くなり、設計を一新した天井パネルや凹型の窓部側壁も美しいデザインとなっています。

 ▽Q400 NextGen機
新たなターボプロップ機Q400 NextGenは、なお進化を続けるQ400機の後継機です。CRJ NextGen機ファミリーに共通するスピリットにさらに磨きをかけたQ400 NextGen機は、今も最も進んだ技術を誇るターボプロップ機の1つです。Q400 NextGen機キャビンの全体的環境も、CRJ NextGen機ファミリーと同様に、LED照明の導入、新型天井パネル、凹型窓部側壁、大型頭上荷物入れなどにより改善を図ります。このような特長やANVS(アクティブ騒音振動抑制装置)が相まって、Q400 NextGen機のキャビンは、従来と比べて格段に快適になります。

 Q400 NextGen機の運航経費は、リージョナル機の中で最も低い部類にカテゴライズされていますが、整備間隔を延ばし整備作業の最適化を図ることによって、さらに経費を軽減できます。Q400 NextGen機の航空機運用規程(AOM)も更新することになりました。これは、飛行試験によって、一定の運用条件下で、燃料消費が予測値より良くなることが証明できたためです。

 Q400 NextGen機の外部騒音は、ボンバルディア製の他のリージョナル機と同様、ICAO(国際民間航空機関)の付属書16チャプター4と米国連邦航空規則(FAR)36条ステージ4で許容されている最大値より、はるかに低くなっています。また、Q400 NextGen機は、二酸化炭素などの排気も極めて低い値を示しています。

 ▽ボンバルディアについて
 ボンバルディアは、リージョナル航空機、ビジネス・ジェット機から、鉄道輸送の機材、システム、サービスに至るまで、画期的な輸送ソリューションを提供する世界屈指のメーカーで、カナダに本社を置くグローバル企業です。2007年1月期の総売上高は148億USドルであり、トロント証券取引所に上場しています(取引コードBBD)。ボンバルディアは、Dow Jones Sustainability Worldと同North Americaの2指標の対象銘柄に組み込まれています。ニュースと情報については、www.bombardier.comを御覧ください。ボンバルディアおよび CRJ, CRJ900, NextGen and Q400 は、ボンバルディア、あるいはその子会社の登録商標です。

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