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東京工業品取引所 平成20年2月の概況発表

ニュースリリース|調査,報告,概況|

 この度、東京工業品取引所では「平成20年2月の概況について」をとりまとめましたので、ご覧ください。

<連日にわたる上場来高値更新の白金及びウィンタリング入りしたゴム中心に取引が膨らみ、2カ月連続で前月実績を上回る>
 2月の本所市場は、これまでの主力商品であった金及び石油商品は前月実績を下回りましたが、これを補完するかのように連日上場来高値を更新した白金や、追随高となったパラジウム、及びウィンタリング(減産期)入りしたゴム等に投資人気が集まり、前月比170,556枚(4.1%)増の4,325,335枚と2カ月連続で前月実績を上回りました。

 貴金属市場においては、インフレ懸念や米国金利の下落等を背景に海外金が史上最高値を更新しましたが、高値警戒感や円相場の一段高から取引が控えられて、月間出来高は前月比327,218枚(17.7%)減の1,734,958枚となりました。一方、白金は南アフリカの電力危機長期化に伴う供給逼迫感から連日にわたる上場来高値更新を背景に、一般投資玉や商社等のヘッジ玉が錯綜して取引が膨らみ、出来高は同205,933枚(26.4%)増の986,211枚となりました。またパラジウムは白金に比して割安感から見直されて注目を集め、同233,809枚(1412.06%(15倍))増となりました。

 石油市場では、ナイジェリアやベネズエラなどの生産国の供給不安を背景に、NY原油の上場来高値更新を受けて、各商品が大幅高となりましたが急激な高値進行に金同様に積極的な取引が控えられる結果となり、原油の出来高は前月比21,685枚(24.1%)減の67,894枚、ガソリンは同106,401枚(19.5%)減の438,500枚、灯油は同37,532枚(28.8%)減の92,809となりました。 またゴム市場では、海外産地のウィンタリング(減産期)入りに伴う波乱含みの展開を呈したことから、前月比187,211枚(48.9%)増の569,865枚となりました。

<石油市場と白金で高値更新相次ぐ-TOCOM Indexも過去最高>
 2月中は月末にかけて、NY原油相場が再び騰勢を強め、北海ブレント原油も100ドル超となる中、本所原油も上場来高値を更新しました。それに伴い、石油製品であるガソリン(期近)と灯油(期先)も高値をつけました。特に、ガソリンは25日に納会日を迎えた3月限が76,100円/kl(前月比14,130円高、前年同月比28,800円高)と、受渡値段として過去最高を記録。

 また、引続き南アフリカでの電力不足に伴う供給懸念から白金は急騰し、上場来高値を連日更新し、22日には、7,575円(月初始値5,870円から29.0%高)の高値をつけました。

 上記商品に限らず、商品相場全般の強気相場から、本所市場全体の価格水準を総合的に表す指数であるTOCOM Indexも上昇し、27日に過去最高である344.80ポイントを記録しました。

<株式会社大阪証券取引所との包括的な相互協力協定の締結>
 本所と株式会社大阪証券取引所(大証)は、2月20日、両者間の包括的な相互協力協定(Memorandum of Understanding)を締結しました。

 両者は、当協定が双方の市場の一層の発展に寄与するとともに、市場参加者にとって利便性の高い市場の構築に資するものと考えています。

 両者は、この協定に基づき、取引所システム等のインフラに関する事項や投資家に対する共同マーケティングの検討及び新商品の共同開発等に関する情報交換等を行い、今後の協力の可能性を協議してまいります。
 
<ボリュームディスカウント制度を導入>
 この3月から、一定の基準を超過した取引について定率会費(取引数量に応じて本所に支払う費用)を割引くことで、取引の増加及び新たな市場参加を促し、流動性の向上を図ることを目的に、定率会費のボリュームディスカウント制度を試行的に実施します。

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