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Pacnetが海底ケーブルネットワーク拡充へEAC Pacific構築

ニュースリリース|通信|

 【香港26日新華・PRN=共同JBN】Pacnetは26日、最初の投資として同社の海底ケーブルネットワークを拡充するため、太平洋横断のケーブルインフラであるEACPacificを構築すると発表した。Pacnetは太平洋間回線帯域の増強要求に対応するため、総額310億円で建設される「Unity Cable system」の一部に今回、海底ケーブルインフラ構築するための投資を決定した。

 EAC Pacificは、Pacnetのアジア地区海底ケーブルネットワーク、EAC-C2Cの接続性と信頼性を強化するため、太平洋を横断する容量、1・92Tbpsのケーブルシステムである。

 Pacnetのビル・バーニー(Bill Barney)最高経営責任者(CEO)は「アジア地域の回線帯域需要に対してはPacnetのEAC-C2Cのような地域ケーブルシステムが対応しているが、アジア地域内で作られるデジタルコンテントと太平洋を横断してアクセスされることにより増大している回線帯域幅需要に対応するのがUnityケーブルである」と語った。

 UnityケーブルシステムはPacnetのほか、グローバル企業5社から構成されるコンソーシアムによって建設される全長1万キロメートル、建設予算約310億円のシステムである。EAC Pacificはこの計画の一部となるものです。

 PacnetはUnity計画の中で単独企業として最大の出資者で全体5対の光ファイバケ―ブルの内、2対を保有する。Unityケーブルシステムの1対の光ファイバケーブルは960Gbpsの伝送容量で、最大8光ファイバケーブルまで増設可能となっており、2010年の第1四半期に稼動開始予定である。
 Pacnetと他のコンソーシアムパートナーは、このUnityケーブルによって将来の海底ケーブルシステムに対する新しい運用形態を提示することがでた。
 より多くの光ケーブルを共同で敷設することにより、コンソーシアムメンバーは大容量ケーブルを、より安価な価格で手に入れるという利点がある。さらに、従来の伝統的なコンソーシアム・ケーブルと違って、今回の新しいケーブル運用形態では、Pacnetのようにコソーシアムメンバーが光ファイバケーブル・ペアを新設ケーブルのなかで独自に使用できる。
 Unityケーブルは米カリフォルニア州ロサンゼルスと日本の千葉県・千倉間を結ぶもので、PacnetのEAC-C2Cケーブルシステムと直結される。このことにより、Pacnetのケーブルネットワークはルートの多様性、回線容量の追加によって、高い信頼性と弾力性が強化される。
 ビル・バーニーCEOは「Pacnetは2007年に太平洋横断ケーブルの戦略を最初に発表した。われわれのネットワーク拡張計画に対する資金計画を確かなものにしながら、太平洋地域でのさらなるネットワーク拡大のチャンスを継続して検討していく」と述べた。

 ▽Pacnetについて
 時代の先端を行く通信サービスプロバイダーである、PacnetはAsia Netcomとpacific Internetが合併して生まれた企業である。Pacnetはアジア地区で、企業が所有する海底ケーブルネットワークでは最大のシステム、EAC-C2Cを所有している。これらのシステムのケーブルは総延長、3万6800キロメートル、回線の最大容量は10・24Tbpsである。

 通信キャリヤーから大企業、中小企業のマーケットに対し、業界先端を行くIPベースのネットワークソルーションを総合的に提供している。本社は香港とシンガポールにあり、アジアおよび世界全体の主要マーケットにオフイスを配置している。

 より詳細な情報に関しては ウエブサイト(www.pacnet.com)を参照。

 ▽Unityについて
 Unityは日本と米国間、1万キロメートルを結ぶ海底ケーブルシステムを展開するためのコンソーシアムである。こシステムは、増加を続けているアジアと米国間のデータおよびインターネットのトラヒックを支えるために必要な回線容量を提供する。このコンソーシアムの参加企業は、Bharti Airtel、 Global Transit Ltd. 、Google 、 KDDI、 Pacnet および
SingTelである。

 2010年第1四半期に稼動予定のUnityプロジェクトのシステムサプライヤーはNECとTyco Telecommunicationsである。

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