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　函館地区の地元工務店や建材店など１０社が集まり、暖かくて光熱費がかからない住まいを手に入れやすい価格で提供することを目的に結成した「ｅ-ハウジング函館」は、４月２９日午前１０時、函館市美原に総合住宅展示場「美原エコタウン」をオープンします。

【美原エコタウンのコンセプト】
　地元工務店が集まって総合住宅展示場を運営する例は少なく、灯油などのエネルギー価格が乱高下しているいまこそ、最先端の住宅技術や、地元企業の連携によって実現するエコ＆経済性の高い住宅を地元の消費者に知ってもらいたいと、展示場オープンに踏み切りました。

　「美原エコタウン」はモデルハウスが５社５棟。朝１０時から夕方１７時まで今後１年間公開の予定です（水曜日は休み）。モデルハウスを公開する５社は昨年度、超長期住宅先導的モデル事業の採択住宅の建設経験も有しています。高断熱化に加え政府が推進しているヒートポンプ・太陽光発電などのエコ機器もふんだんに採用、最新の省エネルギー基準対応住宅と比較して、暖房により排出するＣО２を５５％削減できます。

　展示場は多様化する消費者のライフスタイルを受けとめるため、モデルハウスごとに提案を用意しました。

【５社５棟の提案】
　渋谷建設株式会社は、構造体や間取り、設備、住宅性能に至るまで仕様と価格が明確に分かる提案や、植栽を活かした夏場の日射遮蔽や太陽光発電、デンマーク家具メーカーと連携した提案。

　ノースランドホーム（有限会社山野内建設）は熱損失計数（Ｑ値）が０．７Ｗ／ｍ２Ｋという超高断熱性能と太陽光発電、ヒートポンプなどを併用した年間暖房費ゼロ住宅、専門家の起用によるインテリア提案。

　株式会社葛西建設は断熱性能の追求以外に、夫婦２人の楽しい暮らしをテーマに寝室から水廻りなどへの移動が楽になる仕掛け。

　株式会社ハウザーは予算に合わせたエコライフの実践提案に加え、主婦目線でのキッチン収納力の強化やカウンターの工夫。

　株式会社マルサ佐藤建設は、最新のエコ機器導入と、キッチンやリビングに工夫を凝らし会話の弾む間取りの提案や、長寿命建材の提案。

【地場企業・地域の元気回復を】
　函館地区は全国・道内の大手ハウスメーカーが強く、戸建住宅の新築に占めるシェアは７０％とも言われています。今回の取り組みは、地元企業が一致団結して消費者に働きかけることで、地場企業の活性化と地域の元気回復を目指しています。

　なお、４月２９日１０時のオープンに先立ち、４月２４日１３：３０に、現地（函館市美原２丁目赤川通り沿い）でオープン前記者発表会も開催します。ご参加いただける方は下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。

【ｅ-ハウジング函館について】
　「ｅ-ハウジング函館」は、平成１５年に函館市・北斗市・七飯町など道南の工務店やメーカー、建材店などが集まって結成された道南地区で活動する任意団体。ほぼ毎週、各社の代表が集まり、これまで１２０回を超える会議を重ねてきました。建材・工事の仕様共通化や一括発注、土地の仕入れや宣伝、新商品開発などでも連携しています。公式ホームページはhttp://www.e-housing-h.com/

[関連リンクURL]
http://www.e-housing-h.com

［ 2009.04.15 水曜日 13:39   建築・住宅 ］

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