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　株式会社サンゲツ（名古屋市、日比賢昭社長）は、化学物質の発散を最小限に抑えた壁紙「ＩＳＭ壁紙」の見本帳を１月２８日に発行し、同時に収録商品を発売します。使いやすい無地調を中心に６８点を収録しています。

　ＩＳＭとは、インテリア・セーフティ・マテリアルの略で、基準の制定・改正、工場審査、製品審査、品質管理体制の確認までの全てを第三者機関である「ＩＳＭ機構」が行い、日本壁装協会が管理運営する壁紙の品質基準です。

　建築基準法のシックハウス規制がホルムアルデヒドとクロルピリホスのみを対象としているのに対し、ＩＳＭでは住まい手の健康を守るために厚生労働省が室内濃度指針値を発表している１３種の化学物質のすべてに対して、製品からの化学物質の放散速度、ＴＶＯＣ（揮発性有機化合物の総排出量）、製品製造時の原材料の使用に制限を設けた壁紙の安全基準値を定めている点が最大の特徴です。

　また、塩化ビニルモノマーや重金属類に対しても基準値を設定しています。

　ＩＳＭ壁紙は、製品の基準値だけでなく、下記のように製造、流通、施工段階に至るまで、幅広い視野で自主規制しています。

＜製造段階＞
　▽ＩＳＭ機構（※１）の厳正な審査に合格した工場で製造
　▽安全性の高い原材料の使用、環境への配慮
＜流通段階＞
　▽取扱い保管管理をおこなうことで品質の維持
　　⇒「ＩＳＭ壁紙取扱い保管ガイドライン」の制定
＜施工段階＞
　▽安全性に配慮した接着剤、副資材の使用（ＩＳＭ推奨壁紙用施工資材の使用）
　⇒「ＩＳＭ壁紙施工ガイドライン」の制定

　この自主基準に適合したＩＳＭ壁紙は、昨秋改訂された国土交通省の「建築工事監理指針」（※２）においても推奨されており、消費者にとって安心して求めやすい壁紙であると同時に、壁紙を提案する立場においても安心して使用できる壁紙のラインナップとなっています。

　※１　ＩＳＭ機構　「健康と安全に配慮した高品質なインテリア材料の供給」を目的として設立された第三者機関。公正・中立な複数の学識経験者から成り立っています。

　※２　建築工事監理指針　工事監理に不可欠な規格・基準、材料・工法などの資料や施工技術を豊富に掲載した国土交通省官庁営繕部監修の公共建築工事標準仕様書「建築工事編」の解説書。

＜「イズム壁紙」の概要＞
　▽発売日　平成２０年１月２８日（月）
　▽収録点数　６８点
　▽価格帯　全点１２００円/ｍ（税別、施工費別）

［ 2008.01.28 月曜日 16:27   - ］

　ここで掲載されている記事は、企業や団体、機関などのプレスリリースを、弊紙仕様の表記に替えることを除いてほぼ原文のまま公開しています。この記事に関する問い合わせ、ご質問はそれぞれの発表者にご連絡下さい。

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リリース速報（提供：共同通信ＰＲワイヤー）

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