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東京工業品取引所、平成20年12月の概況について

ニュースリリース|東京工業品取引所|

 この度、東京工業品取引所では「平成21年12月の概況について」を取りまとめましたので、ご覧ください。

・未曾有の世界的金融危機による激浪の中、新生株式会社東京工業品取引所が船出。年間出来高は10年ぶりの低水準

 12月の当社市場は、白金、パラジウム及び銀の白系貴金属を除く、全商品が前月実績を上回り、合計出来高は243,017枚(9.5%)増の2,792,654枚と2ヵ月ぶりに前月実績を上回りました。

 貴金属市場は、金がドル不信による資金シフトや緊迫感増したパレスチナ情勢を背景に急伸したことから取引が弾み、前月比118,711枚(14.0%)増の969,427枚、同ミニも前月比86,794枚(17.2%)増の590,622枚となりました。石油市場では、7月の上場来最高値から最大70%を超える下げ幅に対する下値警戒感や中東情勢の不透明感から、実需筋を中心にした取引増でガソリンが前月比23,617枚(10.3%)増の254,009枚、灯油が同15,740枚(20.0%)増の94,334枚そして原油が同6,571枚(15.6%)増の48,698枚となりました。またゴム市場も値頃感や海外産地相場の反発を背景にした取引増で、前月比40,406枚(9.9%)増の450,070枚となりました。

 また年間出来高は、主力である貴金属及びエネルギー商品が年初から続いた世界的な資源高による高騰相場で取引増加が期待されましたが、年後半以降の世界的金融市場の混乱や景気後退の影響を受けた資金流出や投資家の離脱等から取引量が激減し、前年比6,043,214枚(12.8%)減の41,026,955枚と10年ぶりの低水準となりました。

・2008年、TOCOM Indexは約50%下落

 当社市場全体の価格水準を総合的に表す指数である東京工業品取引所商品指数(TOCOM Index。2002年5月31日を100とする)は2008年1年間で約50%下落しました。

 2008年年初、NY原油が1バレル100ドルを突破するなど商品市況が堅調に推移するなか、TOCOM Indexは騰勢を強め、7月4日には上場来高値429.38ポイントを記録。その後は、国内外で商品市場に対する規制強化の流れやリーマンショックによるリスク資産手仕舞いの動き、また、景気の急速な悪化による需要減速懸念が広まったことから、商品市況は様変わりの展開となり、TOCOM Indexも急落しました。結局、年末の2008年12月30日には175.43ポイントとなり、前年末(2007年12月28日、325.2ポイント)比、マイナス149.77ポイントで46.1%の下落となりました。

 当社では、このTOCOM Indexを原資産とする先物取引を今年度上半期に上場する予定です。

・東工取、株式会社後の「120日計画」で、石油事業者へのアプローチを促進
 当社は昨年12月1日に会員組織から株式会社へと組織変更を行い、一層厳しくなる外部環境に対応する変革にスタートダッシュとすべく、今年3月末までに実行する事項として「120日計画」を策定しました
 この中では、役職員の意識改革と出来高のV字回復を目指したマーケティング活動を強化しており、多様な市場参加者を誘致する取組みの一つが石油市場の活性化です。昨年来
石油業界では当社先物価格を指標として利用する動きが広まっており、これを機に石油業者などへのアプローチを加速させ、利用者ニーズを反映した先物市場の運営を図ります。

[この件に関するお問い合わせ先]
株式会社東京工業品取引所 広報部 
TEL:03-3661-7567 FAX:03-5695-6059

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