[PR]　

　ボンバルディア・エアロスペース（本社：カナダ、トロント）は１１月２０日、エチオピア航空からターボプロップ機「Ｑ４００ ＮｅｘｔＧｅｎ」を８機受注しました。これに加えて、４機のオプション契約も得ています。今回の契約を含め、Ｄａｓｈ ８/Ｑシリーズの確定受注数は、合計で１,００１機となりました。

　今回の確定注文の契約価格は、約２億４,２００万ＵＳドル（Ｑ４００ ＮｅｘｔＧｅｎのカタログ価格ベース）で、４機のオプション契約が全て履行された場合には、約３億６,６００万ＵＳドルとなります。エチオピア航空は、エチオピアの代表的な航空会社であり、１９４６年４月８日にアジスアベバ～カイロ（アスマラ経由）間で初めて運航を開始しました。現在、ジェット機とターボプロップ機でアフリカの３３都市に乗り入れているほか、国際線についても、中東、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの計２０地点に乗り入れています。

　エチオピア航空は２００８年１０月、長距離運航の功績が認められ、「ブリュッセル空港マーケティング賞」を受賞しました。同月にはさらに、アクワバ・トラベル・マーケット協会（西アフリカで開催される旅行博覧会の主催団体）から「２００８年アフリカ最優秀航空会社賞」も受賞しています。また２００８年８月には、「２００８年ヨハネスブルク企業功労賞」を受賞しました。

　エチオピア航空の最高経営責任者ギルマ・ウェイク氏は、「当社はこれまで、サービス水準の高さを評価されて数々の賞を得てまいりました。ボンバルディアＱ４００ ＮｅｘｔＧｅｎは速度が３６０ノットと非常に速いのに、運航経費が低く環境適合性に優れているため、今後もサービス水準の高さを保っていくことができます。また同機は航続距離が長く、最大積載量が多いため、区内路線はもとより、アジスアベバを拠点に１,０００海里（１,８５０ ｋｍ）の範囲の国際地域でも運航することができます」と述べています。

　同氏は続けて、「当社がＱ４００を選んだ大きな理由はもう一つあります。それは上昇率、片発停止時の高度上限、最大離陸重量などの点で抜群の性能を持っていることです。このため高温・高地の飛行場でも最大積載量を高く設定できるのです」と語っています。

　一方、ボンバルディア・コマーシャル・エアクラフト社長ゲリー・Ｒ・スコットは、「エチオピア航空には、Ｑ４００機の持つ数々の特長を余すことなく活用していただけるでしょう。Ｑ４００機の運航会社は増え続けていますが、今回、数々の賞に輝くエチオピア航空が仲間に加わってくださることを歓迎いたします」と述べています。

　今回の発表の契約を加えて、Ｑ４００/Ｑ４００ ＮｅｘｔＧｅｎ機の確定受注総数は３３０機に達しました。このうち、２００８年７月３１日までに引渡しを終えたのは２１０機です。

　ボンバルディアは、１９８０年にターボプロップ機「Ｄａｓｈ８」プログラムをローンチしました。１９９６年、騒音・振動抑制（ＮＶＳ）システム導入に伴い、「Ｑシリーズ」と改称しました（Ｑは客室の静粛性＝Ｑｕｉｅｔを示します）。現在、１００以上の航空会社が同機を世界各地で運航しています。Ｄａｓｈ ８/Ｑシリーズはまた、旅客機としてだけでなく、沿岸警備、消火活動、航空士訓練、医療救助、貨物旅客機、レーザー海底水深測量、資源探査など、数多くの特殊な任務にも用いられています。

　▽ボンバルディアについて
　ボンバルディアは、リージョナル航空機、ビジネス・ジェット機から、鉄道輸送の機材、システム、サービスに至るまで、画期的な輸送ソリューションを提供する世界屈指のメーカーで、カナダに本社を置くグローバル企業です。２００８年１月期の総売上高は１７５億ＵＳドルであり、トロント証券取引所に上場しています（取引コードＢＢＤ）。ボンバルディアは、Ｄｏｗ Ｊｏｎｅｓ Ｓｕｓｔａｉｎａｂｉｌｉｔｙ Ｗｏｒｌｄと同Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａの２指標の対象銘柄に組み込まれています。ニュースと情報については、www.bombardier.comを御覧ください。

　Bombardier, Dash 8, NextGen, Q400 およびQ-Seriesは、Bombardier Inc.またはその子会社の登録商標です。

［ 2008.11.30 日曜日 23:46   航空・宇宙 ］

　ここで掲載されている記事は、企業や団体、機関などのプレスリリースを、弊紙仕様の表記に替えることを除いてほぼ原文のまま公開しています。この記事に関する問い合わせ、ご質問はそれぞれの発表者にご連絡下さい。

---

リリース速報（提供：共同通信ＰＲワイヤー）

※見出しをクリックすると共同通信ＰＲワイヤーの記事ページに移動します。

バックナンバー