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イメージワン レーダサット2号(RADARSAT―2)初画像公開

ニュースリリース|宇宙,地球観測,衛星|

 株式会社イメージワンは、2007年12月14日に打ち上げられたカナダの次世代商用地球観測レーダ衛星RADARSAT―2が撮影・取得する画像データの日本国内における独占販売権を所有しておりますが、2008年1月6日にウルトラファインモード(分解能:3m)で取得した初めての画像がこのたび公開されました。

レーダサット2号(RADARSAT-2)の初画像が公開


<掲載写真情報>
 ▽撮影地域 カナダ、バンクーバー・ローワーメインランド地域
 ▽撮影範囲 20km×36km
 ▽地上分解能 3m
 ▽撮影モード ウルトラファインモード
 ▽偏波 HH

<掲載写真解説>
 左側の画像上方に見える市街がバンクーバー市街です。右側の画像3点は、左側の画像のうち白枠で示された部分をそれぞれズームアップしたものです。

 (右上)イングリッシュ湾に停泊する5隻の貨物船をズームアップしています。貨物船の構造が詳細まで確認できます。船尾に強い反射が見られますが、これはレーダーが艦橋からはね返されたために生じるものです。

 (右中)バンクーバー空港付近を拡大した画像で、空港の建物やゲート付近から詳細な情報を読み取ることができます。右側に向かって伸びている薄明るい線は、2010年の冬季オリンピックに向けて現在建設中の新交通網カナダラインです。

 (右下)郊外の畑を拡大した画像です。耕作条件や土壌の水分量によって畑ごとの見え方が異なっているのが確認できます。

 なお、この画像は試運転期間の初期に撮像された、ゲイン設定が調整される前の画像です。


 RADARSAT―2は、RADARSAT―1の全機能を維持しながらも、従来の衛星に比べ、高い解像度、多様な偏波モードと正確な位置情報を持った撮影データを提供いたします。RADARSAT―2では長年にわたるRADARSAT―1の運用実績を生かし、オーダーからデータ取得までのオペレーション時間を大幅に短縮し、災害や緊急対応のための撮影要求を迅速かつ柔軟に受け付けることも可能です。

 従来RADARSAT―1が利用されてきた地震、火山、洪水など災害管理分野において、RADARSAT―2は、より迅速かつ正確に災害直後の被災状況を把握することが可能になります。海洋監視において、船舶や油流出の検知能力は大幅に改善され、広範囲の撮影を必要とする海氷監視にも活用できます。地下鉄、トンネル建設、埋立地などに伴う地盤変動の計測にも精度の高いデータを提供することができます。RADARSAT―2は従来の衛星に比べ、高い精度の DEMを作成することができるため、災害状況を三次元的に把握することや地形図作成への活用も見込まれています。さらに、海流、海上風の計測や海岸線地図作成、農業、地質、森林管理などの分野で、これまで以上にレーダ衛星の利用が期待されています。

 RADARSAT―2データの日本国内での配信開始時期につきましては、おってご案内いたします。

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