ボンバルディアＣＲＪ1000のニュースリリース

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ボンバルディア、ジェット旅客機ＣＲＪ1000 ＮｅｘｔＧｅｎ試作機、初飛行に成功

ニュースリリース|ボンバルディアＣＲＪ1000|

　ボンバルディア・エアロスペース（本社：カナダ、トロント）は、９月上旬、カナダ・ケベック州ミラベルにある同社施設で、ジェット旅客機ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎ（製造番号１９９９１）試作機の初飛行に成功しました。

　初飛行の操縦士はジャック・ティボードー氏とチャック・エリス氏で、飛行試験技師はユージン・ラルディサバルが担当しました。試作機は、カナダ東部夏時間午前１０時２分に離陸し、飛行時間は３時間２５分、到達高度は３０，０００フィート（９，１４４ｍ）、最大速度は２６０ノット（時速４８１ｋｍ）でした。

　ティボードー氏は、「ランディング・ギアを収納し、フラップとスラットを動かし、フライ・バイ・ワイヤーによる新式ラダーを試しました。すべて設計どおりに機能しました。操縦に関しては、一サイズ小さいＣＲＪ９００機とほぼ同様であるため、クルーが１００座席クラスのＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎに移行するのも簡単だと思います」と述べています。

　一方、ボンバルディア・コマーシャル・エアクラフトのＣＲＪプログラム担当ディレクター、ジャンギ・ブロンダンは「リージョナル・ジェット旅客機ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎのような新型機の開発では、初飛行が重要な機会となります。型式証明の取得に向け、試作機の仕上がりに大変満足しています。協力メーカーや当社従業員の努力のおかげです」と語っています。

　ボンバルディア・コマーシャル・エアクラフトのＣＲＪ１０００製品開発チーム担当ディレクター、デイビッド・ティッドは、「飛行試験は今後、ウィチタの飛行試験チームが引き継ぎ、それを当社製品開発チームが支援します。２００９年第４四半期の商業就航を目指して、スケジュール通り着実に進めてまいります」と述べています。

　ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎの試作機は、あと数回ミラベルで飛行したあと、カンザス州ウィチタのボンバルディア・フライト・テスト・センターに移送されます。さらに同センターで来年、ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎの量産初号機が加わります。そこで就航準備を進め、カナダ運輸省、連邦航空局（ＦＡＡ）、欧州航空安全庁（ＥＡＳＡ）の３者の監督官から成る運航評価委員会（ＦＯＥＢ）の審査に臨みます。

　ボンバルディア・コマーシャル・エアクラフト社長ゲーリー・Ｒ・スコットは、「ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎは、一番近いライバル機と比べて運航経費が最大１５％低く、中距離路線を敷く地域航空会社にとって最適の機材です。乗客の皆さまが求めるのは、快適性やノンストップ飛行距離の長さで、一方航空会社が求めるのは、燃費の良さ、整備費の低さ、性能の高さです。ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎはそのすべてを兼ね備えています」と述べています。

　ＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎはこれまでに、確定受注、条件つき受注、オプション契約を合わせ、航空会社４社から計６３機を受注しています。内訳は、エール・フランス傘下のブリット・エアから確定受注８機、オプション契約８機、イタリアのマイエア・ドット・コムから確定受注１５機（以前１５機受注したＣＲＪ９００をＣＲＪ１０００ＮｅｘｔＧｅｎに交換）、スロベニアのアドリア・エアウェイズから確定受注１機、オプション契約１機です。さらに他１社（社名未公開）から確定受注１５機、条件つき受注１５機となっています。

　▽ボンバルディアについて
　ボンバルディアは、リージョナル航空機、ビジネス・ジェット機から、鉄道輸送の機材、システム、サービスに至るまで、画期的な輸送ソリューションを提供する世界屈指のメーカーで、カナダに本社を置くグローバル企業です。2008年1月期の総売上高は175億USドルであり、トロント証券取引所に上場しています（取引コードBBD）。ボンバルディアは、Dow Jones Sustainability Worldと同North Americaの2指標の対象銘柄に組み込まれています。ニュースと情報については、www.bombardier.comを御覧ください。

　Bombardie, CRJ, CRJ1000, CRJ900およびNextGenは、Bombardier Inc.またはその子会社の登録商標です。