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　２２日の米国株式市場は、ダウ、ナスダック、ＳＰ共に上昇。ＣＭＥ日経２２５先物の清算値は１３，３３５円と高く戻ってきた。２０日線抜け、２５日線が見えると景色が変わるだろうが、現調整局面で国内系資金の３週連続買い越しが継続する可能性は低いと思われ、深追い注意か。セクターでは、ＡＸＰが急落。昨夜の予想を下回る決算発表から時間外取引で金融の下げを牽引している。今後、下落時に着実に押し目が入るか確認したい。

＜２１日の米国株式市場＞
　昨日の米国株式市場は、ワコビアの決算が過去最悪赤字・減配発表となったことや、予想を下回る決算とガイダンスを発表したＴＸＮ、サンディスク、アップルが下落したことから、朝方、金融、半導体が下げを牽引し、主要株価指数は小安くスタートした。しかし、カンファレンスコールでワコビアの増資の必要性が否定されたことや、ドリーが進路を外れ原油先物が急落したことが好感され、反発に転じた。エネルギー株は連れ安したが、原油安好感で運輸関連や自動車が上昇すると、灰汁抜け感からリーマンやメリルといった金融が反発し大幅高に、ハイテク関連も全体につられ下げ幅を縮小し、全体を押し上げた。主要株価指数は反発し終えた。

ＮＹダウ　１１６０２．５０（+１３５．１６）
ナスダック総合　２，３０３．９６（+２４．４３）
ＣＭＥ日経２２５先物　１３，３３５円

＜日経２２５先物　本日の展望＞
　ＣＭＥ清算値は１３，３３５円と大幅上昇。２０日線をクリアーしており、２５日線が試せるかが焦点。グローベックスも落ち着いて推移しており、前場の日経２２５先物はＣＭＥ清算値鞘寄せするかたちで取引開始となりそうだ。上値の目処は２５日線１３，４３１円。一方１３，０００円以下の目処は一目均衡表転換線１２，９９５円、５日線１２，８９２円、２５日ボリンジャー-１σ１２，９４７円。支持は、-０．５σ１３，１８９円、２０日線１３，２５０円。

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［ 2008.07.23 水曜日 10:30   証券・金融・保険 ］

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