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サイペイントジャパン、遮熱塗料「SUPRA」でカーボンオフセット事業を推進

ニュースリリース|サイペイントジャパン|

 SCI-PAINT JAPAN株式会社と日本ECO SUSCOM協議会の幹事社である村本建設株式会社は、SCI-PAINT JAPANの開発した遮熱塗料「SUPRA」の普及を図っているところですが、今回一般のユーザーにも分かりやすく「二酸化炭素削減」というテーマに参加いただくために、遮熱塗料SUPRA10缶(480平米の施工面積・・・一般家屋1軒分)をご使用いただいた場合に1トン分の二酸化炭素排出権を有限責任中間法人日本カーボンオフセットを通じて日本政府の排出権口座に寄贈する事業を開始します。

◆ SUPRA1缶(19リットル/12kg)でカーボンオフセット排出権100kgを寄贈
 遮熱塗料は太陽光を反射することから、夏季における冷房効率を高めその塗料自体での削減効果で二酸化炭素の排出を大幅に削減します。冬季においては室内塗料として塗装した場合、断熱塗料として放射熱を抑制し暖房効率を大幅に向上することができ、暖房エネルギーの削減になります。

 SUPRAは遮熱・断熱の効果を兼ね備えており、エネルギー削減効果のある塗料でありカーボンオフセット(二酸化炭素の排出権)を換算付加した塗料です。この取り組みは塗料業界では初めての試みです。

 排出権の費用はメーカーであるSCI-PAINT JAPANと日本ECO SUSCOM協議会の幹事社である村本建設が負担するものです。村本建設はこの施策にあたり遮熱効果に有効な工法としてSST工法を開発しました。塗料メーカーと建築業界が一体となって排出権に取り組み環境維持を図ることでこの遮熱塗料の普及と啓蒙が進むものと期待されます。この取り組みは各家庭や企業・自治体などで利用が進むと、温暖化抑止活動がより一層啓蒙され、我が国における二酸化炭素削減目標の達成に大いに寄与するものであります。

 SCI-PAINT JAPANと村本建設はSUPRAの販売目標を来年度には月産50トン規模、製品で4,200缶に増産する計画で、排出権として換算するとカーボンオフセットは月420トンになり、年間で5,040トンの排出権を寄贈することになります。

 ◆ SUPRAの施工工事による実効的な二酸化炭素の排出削減効果を試算すると一般
家庭で40坪の建坪(5人家族)の家屋に塗装した場合
 ◇ 月平均の電気料金 1,300KWh
 ◇ 空調維持のための電気料金は平均24%であり312KWh
 ◇ SUPRAでの削減効果 30% 月の削減量94KWh 年間1,128KWh
 ◇ 年間の電気エネルギー削減量は、1軒当たり電気料金換算で約24,816円/年1KWhあたり22円とする)二酸化炭素に換算して約0.3トンもの削減
 ◇ SUPRAの月産生産量から積算して月420軒の住宅に施工する数量であり、この場合における二酸化炭素削減総量は月126トン、年間では1,512トンもの二酸化炭素削減量になることが積算されます。

 ◆2000平米の作業施設兼倉庫屋外・室内全体への施工の場合
 室内塗装・外装部の全体工事の場合、約5000平米の施工面積でSUPRA104缶の需要になることからカーボンオフセット10.4トン分の排出権を寄贈することになります。
 
□ SUPRA使用による事業所での年間二酸化炭素削減量
    (電気施設による空調管理の場合で積算・・・・年間削減効率45%)
全体工事により冬季における放熱遮断ができ暖房効率はさらに向上し、夏季におけるエネ
ルギー効率も大幅に向上することから45%のエネルギー削減が予測され
   年間電気使用量・・・・・・・・・・27,786kWh
   削減効率による電気削減容量・・・・12,782kWh
   二酸化炭素排出削減量・・・・・・・・・・・39t

※ 環境省推奨 温室効果ガスインベントリオフィスGIO 積算方式参照

 遮熱塗料の普及は二酸化炭素の排出を抑制し、家庭や職場においても塗装するだけで簡易に取り組むことのできる効果的なECO対策です。ボイラーの配管や空調配管などへの塗布で熱効率を高めることもできます。自動車、電車などエネルギーを大量に使用するものにも冷房効率を向上させることでエネルギーの削減効果があり、その応用範囲は広く考えられます。

 1、SUPRAの開発経緯
 地球温暖化による気象の異常現象は年々私たち人類の生活を脅かしており、安全で住みやすい地球環境を次世代に残せるように、世界各国で緊急の取り組みがなされています。 弊社では無機や水性の塗料を従来から開発し環境維持を図るための取り組みを進めておりました。地球温暖化対策に貢献できる塗料として遮熱塗料の研究に取り組んでいたところ、環境立国であるノルウェーから共同開発の提案があり、弊社の技術とノルウェーからの素材を融合させ塗料の分野でこの地球温暖化の問題に取り組むべく、「SUPRA」を発表することとなりました。

(1) SUPRAの特性
 水性シリコンアクリルエマルジョンであり電解イオン水による界面活性作用とエマルジョン化の促進作用を得ることで、乳化効果と分散性及びシリカの浮遊効果を高め、均一な膜厚内のシリカ分散ができ遮熱効果を大幅に高めることができました。

(2) SUPRAの効果
 近赤外線反射率94.6%、全波長領域で92.3%,可視光領域で90.4%
という反射率を確認できました。NASAの宇宙船に使用されているアルミ反射素材は95%の近赤外線反射率であり、SUPRAはこのアルミ素材と近似値を示しています。SUPRAは高い反射効率により、太陽光による熱の影響を受けないことから空調エネルギーの削減を図ることが可能となります。

 また、電解水とアミノ酸配合により有効な抗菌、消臭効果を得ることができました。

 2、日本・ノルウェー科学技術協力協定の精神にもとづく民間科学協力協定事業
 SCI-PAINT JAPAN株式会社 とSCI-PAINT ASとは日本国とノルウェー王国との2国間で取り交わされている「日本・ノルウェー科学技術協力協定」の精神に基づき地球温暖化対策のための遮熱塗料に関する技術的協議を重ね、双方の企業が保有する特許及び技術を、接続可能な地球環境維持を図るための互恵技術として提供しています。この技術の共同利用によって地球環境の改善を図り、環境はもとより地球家族への貢献をしようとするものです。

 環境維持とエネルギー削減に資するための遮熱・断熱塗料「SUPRA」の共同開発を行い
ます。開発製品はその本来の製品としての基礎的な性能を有するもの及びその用途により建築・土木材料、農業・工業資材、産業応用などの分野で地球温暖化抑止を図るという崇高な目的達成の為に役立てることができます。汎用製品及び特殊製品を、両社の技術をもって協力して開発するとともに普及啓蒙を図り、カーボンオフセット事業への協力を提唱します。

 3、日本ECO SUSCOM 協議会の概要
 遮熱塗料の塗装工法や塗装技術面での支援を建設業の現場から支援いただくために村本建設より技術アドバイスをいただき、SUPRAの機能をより有効に発揮することができるようSST工法(スープラ サスティナブル テクニカル工法)を開発しました。

 遮熱塗料は反射率が均一になるための不等凹凸面がなく、塗膜の構成にバランスが要求されます。これらの技術は現場の職人の塗装技術が必要ですが、塗料そのものの特性を向上させないと現場では使えない塗料になり普及しないものとなります。

 誰でもが簡単に塗装できること、塗装現場で使いやすいこと、特殊な機材や工法を要せず高機能な性能を引き出せることなどをテーマにSST工法により高反射性能を最大限に発揮させることができる工法を完成させ、村本建設により日本ECO SUSCOM 協議会を設立、エネルギー削減効果を広く訴えECOエネルギー等の環境問題に積極的に建設業のみならず、環境を考える企業・法人・団体・研究者等が一体として取り組むものです。

※ ECO SUSCOM ・・・
 接続可能な環境社会を実現するためのサスティナブルな活動とコミュニケーションを組み合わせた造語。

 日本ECO SUSCOM協議会事務局 サイペイントジャパン株式会社内
 TEL:03-3513-7025 
 

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