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明治製菓 高ポリフェノールココアが悪玉低下をヒトで確認

ニュースリリース||

 明治製菓(社長:佐藤尚忠)は、茨城キリスト教大学の板倉弘重教授、御茶ノ水女子大学の近藤和雄教授らとの共同で、臨床試験により高ポリフェノールココアが、悪玉(LDL)コレステロールを低下させ、善玉(HDL)コレステロールを上昇させる事を明らかにしました。これら研究成果を1月12日・13日に開催される「第42回日本成人病(生活習慣病)学会」にて発表します。

 明治製菓は多くのココア製品をお客様にお届けするとともに、いち早くココアに含まれるポリフェノール(カカオポリフェノール)の機能性に着目し、長年の研究によりさまざまな作用を解明してきました。ココアにはカテキンおよびその重合物であるプロシアニジンなどのポリフェノールが豊富に含まれ、抗酸化作用や血圧上昇抑制作用など多彩な機能を有することが報告されていますが、今回はコレステロール代謝に対する影響について検証しました。

 これまでラットを用いた試験において、カカオポリフェノールが血漿コレステロール濃度を低下させることを報告しており、この作用はカカオポリフェノールが消化管内でコレステロールの吸収を阻害することに基づく効果であることを確認しております。

 今回コレステロールが高めの被験者(LDLコレステロール 120mg/dL以上)209名を対象に、ココア風味飲料(プラセボ)と高ポリフェノールココアを一日2杯12週間摂取させ、摂取前、摂取4・8・12週後に採血を実施し、血清脂質値に及ぼす影響を観察しました。摂取前に比較して高ポリフェノールココア摂取群では、全ての採血時において有意なLDLコレステロールの低下が、またHDLコレステロールの上昇が認められました。

 この研究結果によって、ポリフェノールを豊富に含むココアの摂取が“ヒト”においてもコレステロール代謝を改善することが明らかになりました。

 低HDLコレステロール血症は、動脈硬化発症との強い関連性が指摘されていますが、食品の摂取によって改善が認められることは珍しく、今後高ポリフェノールココアを用いたメタボリックシンドローム対応商品への応用が期待されます。


◆LDLコレステロールとは LDLコレステロールは肝臓から末梢の組織にコレステロールや脂溶性ビタミンを運搬する働きをします。LDLが増加すると血管内で酸化され酸化LDLに変化します。この酸化LDLが血管に蓄積することで動脈硬化が発症すると言われています。

◆HDLコレステロールとは HDLコレステロールは末梢の組織で不要になったコレステロールを肝臓へ運搬する働きをします。更に、酸化LDLとして血管に蓄積したコレステロールをも引き抜き、肝臓へ戻す作用を有することも報告されています。HDLコレステロールが低くなると、動脈硬化を発症し心疾患で死亡するリスクが高くなることが分かっています。

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