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沢尻エリカ主演ヘルタースケルター、ロンドン映画祭への出品決定

 興行収入20億超の大ヒットを収めた蜷川実花監督、沢尻エリカ主演「ヘルタースケルター」が台湾映画祭に引き続き、ロンドン映画祭に出品されることが決定した。ロンドン映画祭は、今年で56回目を迎える映画祭。本映画祭を率いるプログラマーで映画評論家のトニー・レインズ氏は北野武監督やウォン・カーウァイ監督を発掘し世界に知らしめた人物として著名。

 本作はそのトニー・レインズ氏により特別招待作品として選出され「DARE pathway 部門」に出品されることが決定した。このDARE pathway 部門は、本年から就任したディレクター、クレール・スチュアート氏により新たに創設された部門で、観客をコンフォート・ゾーン(居心地の良い場所)から連れ出す、攻撃的で、率直で、強烈な印象を残す作品を紹介する部門とされている。

 以下は、映画評論家 トニー・レインズ氏の選出コメント。

 <選出コメント>
 高名な舞台演出家蜷川幸雄を父に持つ蜷川実花の劇場用映画監督第二作は、蜷川の名に恥じない作品だ。大掛かりで華やかでスリリング。最も勢いのあった頃のケン・ラッセルをどこか思い起こさせ、日本のポップカルチャーを動かしている、スーパーモデルや十代のアイドル業界への痛烈な批判になっている。

 物語の「顔」は、日本版ケイト・モスの沢尻エリカが雄々しく演じるりりこだが、その美貌が、女王然と振る舞う傲慢な彼女の、自己への嫌悪に対する苛立ちと、その犯罪的なテクニックが警察の捜査対象となっている美容クリニックの仕事を、覆い隠している。

 岡崎京子の漫画を原作とするプロットは、病的なまでの嫉妬とライバル心へと展開するが、作品の持つ押し寄せるエネルギーとビジュアルの輝きの前には影が薄くなって行く。検事役の大森南朋と、りりこが所属する冷酷なタレント事務所社長を演じる堂々たる桃井かおりが、絶対的なまでに見事な演技で脇を固めている。

 <ストーリー>
 芸能界の頂点に君臨するトップスターりりこ。しかし、りりこには誰にも言えない秘密があったーー彼女は全身整形。「目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」以外は全部つくりもの。その秘密は、世の中を騒然とさせる【事件】へと繋がっていくーー。整形手術の後遺症がりりこの身体を蝕み始める。美容クリニックの隠された犯罪を追う者たちの影がちらつく。さらには、結婚を狙っていた御曹司の別の女との婚約スクープ! 生まれたままの美しさでトップスターの座を脅かす後輩モデルの登場。そして、ついに・・・!りりこが【冒険】の果てに辿りつく世界とは?最後に笑うのは誰?

出演:沢尻エリカ/大森南朋 寺島しのぶ/綾野剛 水原希子 新井浩文/鈴木杏(友情出演)
寺島進/哀川翔/窪塚洋介(友情出演)/原田美枝子/桃井かおり ほか
監督:蜷川実花 脚本:金子ありさ 原作:「ヘルタースケルター」(祥伝社フィールコ
ミックス) 音楽:上野耕路
製作:映画『ヘルタースケルター』製作委員会 制作プロダクション:アスミック・エー
ス エンタテインメント シネバザ
ール
配給:アスミック・エース (c)2012 映画『ヘルタースケルター』製作委員会 公式サイ
ト hs-movie.com

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